アイプチで二重を作っているけれど、ビューラーを使ってもなぜかまつ毛が上がらない…。そんな経験はありませんか?せっかく二重にしても、まつ毛が下向きのままだと、目元の印象がぼやけてしまいがちです。
この悩みの原因は一つではありません。もしかしたら、アイプチとビューラーの順番が間違っているのかもしれませんし、まぶたの重みでカールがすぐに落ちてしまうことも考えられます。
また、アイプチの液がまつ毛やビューラーに付着していることや、そもそも目のカーブとビューラーの形が合っていない、さらにはビューラーのゴムが劣化していて力が伝わらないといった、意外な見落としが原因の場合もあります。
しかし、諦める必要はありません。この記事では、そんな悩みを解決するための具体的なテクニックを詳しく解説します。
基本はアイプチが先でビューラーが後という正しい手順や、アイプチの液はドライヤーの冷風でしっかり乾かすといった下準備、そして根元・中央・毛先の3段階で優しく挟む丁寧なビューラー術まで、すぐに実践できるコツが満載です。
さらに、カールキープにはホットビューラーが効果的であることや、部分用ビューラーで目頭と目尻を仕上げるプロの技もご紹介します。
まとめとして、アイプチでビューラーが上がらない時は使い方を見直そうという視点から、あなたをパッチリとした上向きまつ毛へと導きます。ぜひ最後までお読みいただき、理想の目元を手に入れてください。
- アイプチを崩さずにまつげを上げる正しい手順がわかる
- 重いまぶたに負けない上向きカールを一日中キープするコツを知れる
- あなたの目の形に本当にフィットするビューラーの選び方がわかる
- まつげが上がらない根本的な原因と具体的な解決策がわかる
アイプチでビューラーを使ってもまつ毛が上がらない原因
- アイプチとビューラーの順番が間違っている
- まぶたの重みでカールがすぐに落ちてしまう
- アイプチの液がまつ毛やビューラーに付着している
- 目のカーブとビューラーの形が合っていない
- ビューラーのゴムが劣化していて力が伝わらない
アイプチとビューラーの順番が間違っている
「アイプチをすると、なぜかビューラーでまつげがうまく上がらない…」そんな風に感じた経験はありませんか。実は、そのお悩みの原因は、技術や道具の問題ではなく、単純にアイプチとビューラーを使う順番が間違っているだけかもしれません。
結論から言うと、二重メイクを成功させ、かつ、まつげを根元からしっかりカールさせるための正しい順番は、「ビューラーを先、アイプチを後」です。多くの方が良かれと思ってやっている「アイプチ→ビューラー」の順番では、残念ながら美しい仕上がりは望みにくいでしょう。ここでは、なぜ順番が重要なのか、その理由と正しい手順について詳しく解説していきます。
アイメイクの鉄則
まつげをしっかり上げたいなら、順番は「ビューラーが先、アイプチが後」。このルールを守るだけで、仕上がりが劇的に変わる可能性があります。
アイプチの後にビューラーを使ってはいけない理由
なぜ、アイプチの後にビューラーを使うと、まつげが上がりにくくなってしまうのでしょうか。これには、主に2つの明確な理由が存在します。
一つ目の理由は、アイプチで作った二重の膜やまぶたの接着を、ビューラーが壊してしまうからです。特に皮膜タイプのアイプチは、まぶたの上に薄い膜を作って折り込むことで二重を形成しています。
その上からビューラーでまつげの根元を挟み込もうとすると、物理的な圧力がかかり、せっかく形成した膜がよれたり、ひび割れたり、最悪の場合は剥がれてしまうのです。こうなると二重のラインが崩れるだけでなく、まぶたの形が変わってしまうため、ビューラーのカーブが目のキワにフィットしなくなり、結果的にまつげを根元から挟めなくなります。
そしてもう一つの理由は、ビューラー自体にアイプチの液が付着してしまう衛生面と機能面での問題が挙げられます。アイプチの液が完全に乾ききっていない状態でビューラーを使うと、液がゴムの部分にベットリと付着することがあります。
付着した液は汚れとなり、雑菌が繁殖する原因にもなりかねません。また、液が固まることでゴムが劣化し、まつげを挟む力が弱まったり、まつげがゴムにくっついて抜けてしまったりするトラブルにもつながるでしょう。

昔、私もアイプチの後にビューラーをして「全然上がらない!」って悩んでたな…。二重の線もガタガタになるし、ビューラーのゴムがすぐダメになるしで、良いこと一つもなかったです。
これで解決!正しい手順とコツ
それでは、具体的な正しい手順を見ていきましょう。簡単なステップですが、いくつかのコツを押さえることで、仕上がりのレベルが格段にアップします。
ステップ1:アイメイクの前にビューラーでまつげを上げる
まず、ファンデーションなどを塗った後の、アイシャドウやアイラインを引く前のすっぴんのまぶたの状態でビューラーを使います。このとき、「根元・中間・毛先」の3段階に分けてカールさせるのがポイントです。
根元をしっかり立ち上げ、中間、毛先へと力を少しずつ抜きながら挟むことで、カクンと折れた不自然なカールではなく、滑らかで美しい曲線を描くことができます。
ステップ2:アイプチで二重を作る
ビューラーで理想のカールが完成したら、次にアイプチを使います。このとき、せっかく上げたカールを潰さないように注意が必要です。鏡を少し下に持ち、あごを上げて伏し目がちにすると、まぶたのキワが見やすくなり、まつげに触れずにアイプチを塗りやすくなります。
液を塗った後は、完全に乾くまで焦らずに待ちましょう。半乾きの状態で目を開けてしまうと、二重のラインが綺麗に定着しない原因となります。
アイプチの種類による注意点
皮膜タイプの場合、特に膜がデリケートなため、ビューラーを後に使うのは絶対に避けましょう。膜が破れてしまうと、そこから一日中二重が崩れやすくなります。
接着タイプの場合も、接着した部分にビューラーが当たると、まぶたが引っ張られて接着が弱まる可能性があります。やはりビューラーは先に行うのが賢明です。
このように、「ビューラーを先、アイプチを後」という順番を徹底するだけで、「アイプチをするとまつげが上がらない」という悩みは、多くの場合解消されるはずです。もし今、逆の順番でメイクをしているのであれば、ぜひ明日からこの方法を試してみてください。きっと、パッチリとした理想の目元に近づけることでしょう。
まぶたの重みでカールがすぐに落ちてしまう
アイプチを使っていると、「せっかくビューラーでまつ毛を上げたのに、すぐにカールが取れてしまう…」という悩みに直面することがあります。これは、特にまぶたが重めの方に共通する課題かもしれません。時間をかけてメイクしても、まつ毛が下がっているだけで目元の印象は大きく変わってしまうでしょう。
この現象の主な原因は、まぶたの皮膚がまつ毛の根元に覆いかぶさり、物理的に押し下げてしまうことにあります。つまり、いくらビューラーで上向きにしても、まぶたという「重し」が乗っている状態のため、カールが長持ちしないのです。

わかります!私もアイプチを使い始めた頃は、ビューラーとの格闘でした…。でも、ちょっとしたコツで驚くほどカールが持つようになるんですよ。
ここでは、まぶたの重さに負けない、上向きカールをキープするための具体的な方法を詳しく解説していきます。諦める前に、ぜひ一度試してみてください。
なぜカールがすぐに落ちてしまうのか?3つの原因
まず、なぜカールが維持できないのか、その理由を理解することが解決への第一歩です。主に考えられる原因は3つあります。
一つ目は、まぶたの構造的な問題です。
一重や奥二重の方は、まぶたの皮膚がまつ毛の生え際に覆いかぶさりやすい構造をしています。このため、ビューラーでまつ毛を上向きにしても、まぶたの重みと厚みで根元から押し下げられてしまうのです。これは、いくら強力なビューラーを使っても避けがたい物理的な現象といえるでしょう。
二つ目の原因として、アイプチの皮膜との関係が挙げられます。
アイプチで作った二重のラインが弱かったり、まぶたの厚みに負けてしまったりすると、まつ毛の根元を十分に露出させることができません。結果として、まつ毛がまぶたの下に隠れたままになり、カールをかけても効果が半減してしまうのです。
そして三つ目は、まつ毛やまぶたの湿気や皮脂です。
スキンケア直後でまぶたが湿っていたり、皮脂が分泌されたりすると、まつ毛のカールは格段に取れやすくなります。特に、まぶたが厚いとまつ毛とまぶたが接触する時間が長くなるため、皮脂などの影響を受けやすい状態にあるといえます。
カールを長持ちさせるための具体的なテクニック
原因がわかったところで、次は具体的な対策を見ていきましょう。ビューラーやアイプチの使い方を少し見直すだけで、カールの持続力は大きく変わります。
「アイプチ」と「ビューラー」、どちらを先に行うかがカールの持続力を左右する重要な鍵となります。
一般的に、アイプチとビューラーの順番については様々な意見がありますが、まぶたが重い方には「アイプチで二重を作る → ビューラーでまつ毛を上げる」という手順がおすすめです。なぜなら、先に二重を作ることでまぶたが持ち上がり、これまで隠れていたまつ毛の根元がしっかりと見えるようになるからです。
根元からビューラーを当てられるようになれば、カールのつき方も格段に良くなります。
ただ、それぞれの順番にはメリットとデメリットが存在します。ご自身のまぶたの状態や使いやすさに合わせて選ぶのが良いでしょう。
タイミング | メリット | デメリット |
---|---|---|
アイプチが先 | まつ毛の根元が見えやすく、根元からしっかりカールできます。 | アイプチの液がまつ毛につくと固まったり、ビューラーで二重の膜を傷つけたりする可能性があります。 |
ビューラーが先 | アイプチの液がまつ毛につきにくく、二重の膜を傷つける心配がありません。 | まぶたが邪魔で根元から挟みにくく、カールがまぶたに押されて落ちやすくなる傾向があります。 |
このように、どちらの方法にも一長一短があります。もし「アイプチが先」の方法で液がまつ毛についてしまう場合は、アイプチを塗る範囲を調整したり、乾かす時間をしっかり取ったりする工夫を試してみてください。
上向きまつ毛を死守するアイテム活用術
手順を見直してもまだカールが落ちてしまう場合は、便利なアイテムの力を借りるのも一つの手です。ここでは、カールキープに役立つアイテムをご紹介します。
まず試してほしいのが「ホットビューラー」です。
通常のビューラーである程度の形を作った後、ホットビューラーで根元をぐっと持ち上げるように熱を加えると、カールが固定されやすくなります。髪の毛をヘアアイロンでセットするのと同じ原理で、熱の力でカールを強力にキープする効果が期待できます。
次に、「カールキープ効果の高いマスカラ下地」は必須アイテムと言っても過言ではありません。
マスカラ下地は、まつ毛をコーティングして湿気や皮脂から守り、カールの持続力を高めてくれます。繊維入りのものを選べば、長さを出しつつカールをキープできるので、よりぱっちりとした印象の目元に仕上がるでしょう。

マスカラ下地を塗った後、乾くまで少し待ってからマスカラを塗るのがおすすめです!下地がしっかり乾くことで、より強力なカールキープ力が発揮されますよ。
これらのアイテムを普段のメイクにプラスするだけで、夕方になっても上向きまつ毛を維持しやすくなります。
ビューラーを使う際の注意点
最後に、まつ毛や目元の健康を守るために、ビューラーを使う上での注意点も確認しておきましょう。
- ビューラーのゴムは定期的に交換する
劣化したゴムは弾力がなくなり、カールがつきにくくなるだけでなく、まつ毛を傷つけたり切ってしまったりする原因になります。2〜3ヶ月に一度は新しいものに交換しましょう。 - 無理な力で引っ張らない
まつ毛を上げたい一心で強く引っ張ると、まつ毛が抜けたり、まぶたに過度な負担がかかったりします。優しく、丁寧にカールをつけることを心がけてください。 - まぶたを挟まないように気をつける
特に根元から挟む際は、まぶたの皮膚を巻き込まないように鏡でしっかり確認しながら行いましょう。
美しい目元は、健康なまつ毛とまぶたがあってこそです。日々のケアも忘れずに行い、メイクを楽しんでくださいね。
アイプチの液がまつ毛やビューラーに付着している
アイプチをした日に限って、「なぜかビューラーでまつ毛がうまく上がらない…」と感じた経験はありませんか。もしかすると、その原因はアイプチの液がまつ毛やビューラーに付着していることにあるのかもしれません。
ここでは、アイプチの液が付着することでなぜまつ毛が上がりにくくなるのか、そして、その具体的な対策について詳しく解説していきます。このひと手間で見違えるほど綺麗なカールが作れるようになるはずです。

せっかく二重にしたのに、まつ毛が決まらないと気分も下がっちゃいますよね…。でも、原因が分かればしっかり対策できますよ!
アイプチ液の付着がカールを妨げる理由
アイプチの液がまつ毛やビューラーに付着すると、まつ毛が上がりにくくなる主な理由は、液に含まれる粘着成分にあります。アイプチはまぶたの皮膚を接着させて二重のラインを作るための化粧品です。そのため、乾いた後も一定の粘着力を保っています。
この粘着成分がまつ毛に付いてしまうと、まつ毛同士がくっついて束になってしまいます。また、ビューラーのゴム部分にまつ毛が貼り付いてしまうこともあります。このような状態では、ビューラーで均一に力を加えることができず、カクンと折れ曲がったり、部分的にしか上がらなかったりと、不自然なカールになってしまうのです。
付着したままのビューラーは危険!
アイプチの液が付着したまま無理にビューラーを使おうとすると、まつ毛がゴムに強く貼り付いてしまい、引っ張られて抜けてしまうことがあります。さらに、まぶたの皮膚を挟んで傷つけてしまう危険性も高まります。美しい目元のためにも、無理な使用は絶対に避けましょう。
今日からできる!アイプチ液の付着を防ぐ3つの対策
それでは、どうすればアイプチの液の付着を防ぎ、綺麗なカールを作ることができるのでしょうか。今日からすぐに実践できる3つの簡単な対策を紹介します。
対策1:アイプチは「完全に」乾かす
最も基本的で重要なのが、アイプチの液を完全に乾かしてからビューラーを使うことです。液が半乾きの状態は、最も粘着力が高く、まつ毛やビューラーに付着しやすいタイミングです。アイプチを塗った後は、焦らずに指定された時間、もしくは液が透明になるまでしっかりと待ちましょう。
急いでいる時は、うちわや扇子で優しく風を送ったり、ドライヤーの冷風を少し離れた位置から当てたりするのも効果的です。ただし、温風はまぶたへの刺激が強すぎるため、必ず冷風を使用してください。
対策2:塗る位置を意識する
アイプチを塗る位置も非常に重要です。二重にしたいからといって、まつ毛の生え際にベッタリと塗ってしまうと、瞬きをするたびにまつ毛に液が付着しやすくなります。理想的なのは、まつ毛の生え際から1〜2mmほど離した位置に塗ることです。
こうすることで、ビューラーがまつ毛の根元を捉える際に、アイプチの塗布部分に触れるのを防ぐことができます。二重のラインをしっかり作りつつ、まつ毛への影響を最小限に抑える意識が大切です。
対策3:ビューラーを清潔に保つ
見落としがちですが、ビューラー自体を清潔に保つことも欠かせません。一度アイプチの液が付着したビューラーをそのまま使い続けると、次に使うときにもまつ毛がくっついてしまいます。
使用後は毎回ティッシュやコットンでゴムの部分を優しく拭き取る習慣をつけましょう。汚れがこびりついている場合は、クレンジングオイルを染み込ませたコットンで拭き取ったり、専用のクリーナーを使用したりするのもおすすめです。
また、ビューラーのゴムは消耗品です。弾力がなくなったり、亀裂が入ったりしたら、すぐに新しいものに交換しましょう。
アイプチ使用時のビューラー成功の秘訣
- アイプチは完全に乾かす(半乾きはNG)
- 塗る位置はまつ毛の生え際から少し離す
- ビューラーは常に清潔な状態をキープする
このように、少しの工夫でアイプチとビューラーは共存できます。アイプチの液の付着という根本的な原因に対処することで、まつ毛はしっかりと上を向き、パッチリとした理想の目元に近づけるはずです。ぜひ、明日からのメイクで試してみてください。
目のカーブとビューラーの形が合っていない
アイプチを使ってきれいな二重になっても、なぜかまつ毛がうまく上がらない…。そんなお悩みを抱えていませんか。もしかすると、その原因は毎日使っているビューラーにあるのかもしれません。
結論から言うと、ご自身の目のカーブとビューラーのカーブが合っていない可能性が非常に高いです。人の目の形は、丸みや横幅、まぶたの厚みなど千差万別です。当然、フィットするビューラーの形も一人ひとり異なります。
特にアイプチを使用すると、まぶたの形状が変化するため、以前は合っていたビューラーが合わなくなるケースも珍しくありません。

「とりあえず有名なものを使っている」という方も多いかもしれませんが、自分に合わないビューラーを使い続けると、かえってまつ毛が上がりにくくなるんですよ。
なぜカーブが合わないとまつ毛が上がらないの?
ビューラーのカーブがご自身の目元に合っていないと、いくつかの問題が生じます。まず、ビューラーのフレームがまぶたにフィットしないため、まつ毛の根元をしっかりと挟むことが難しくなります。美しいカールを作るには、根元から立ち上げることが不可欠ですが、これができないと毛先だけが折れ曲がった不自然な仕上がりになってしまうのです。
また、目頭や目尻のまつ毛がビューラーのフレームから外れてしまい、挟みきれないこともあります。中央部分だけは上がるものの、両端が下がったままだと、目のぱっちりとした印象が薄れてしまいます。無理に全体を挟もうとすると、まぶたを挟んでしまう危険性も高まるでしょう。
合わないビューラーを使い続けるリスク
自分に合わないビューラーを無理に使い続けると、まつ毛が上がらないだけでなく、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。
- まつ毛が途中で切れたり、抜けたりする
- まぶたを挟んでしまい、痛みや炎症の原因になる
- まつ毛に変な癖がつき、生え方が不揃いになる
心当たりがある方は、一度ビューラーの見直しを検討することをおすすめします。
自分の目の形に合うビューラーの選び方
それでは、どのようにして自分に合ったビューラーを選べばよいのでしょうか。ここでは、目のタイプ別にビューラー選びのポイントをご紹介します。
まず大切なのは、ご自身の目の「カーブ(丸み)」と「横幅」を知ることです。鏡を見ながら、ご自身の目が立体的でカーブが深いタイプか、比較的平面的でカーブが浅いタイプかを確認してみてください。
目のタイプ | 特徴 | おすすめのビューラー |
---|---|---|
一重・奥二重さん | まぶたに厚みがあり、目のカーブが比較的ゆるやかな傾向があります。 | カーブが浅く、プレート部分がまぶたを押し上げやすい形状のものがフィットしやすいでしょう。 |
ぱっちり二重さん | 目が立体的で、カーブがはっきりしていることが多いです。 | 目の丸みにしっかり沿うような、カーブが深めのビューラーがおすすめです。 |
目の横幅が広い方 | 一般的なビューラーでは目尻のまつ毛が挟みきれないことがあります。 | 幅広タイプとして販売されているビューラーを選ぶと、まつ毛全体を一度で捉えやすくなります。 |
自分の目のカーブを測ってみよう
より正確に知りたい場合は、ご自身の目のサイズを測ってみるのも一つの方法です。簡単な計測方法をご紹介します。
- 定規を用意し、黒目の中心がまぶたの最も高い位置になるように鏡を見ます。
- 目頭から目尻までの横幅(mm)を測ります。
- 次に、その横幅の線から、まぶたの最も高い位置までの高さ(mm)を測ります。
この2つの数値が、あなたの目のカーブを知る目安となります。メーカーによってはビューラーのカーブの数値を公開している場合もあるので、選ぶ際の参考にできます。
もし、どのビューラーを使っても目頭や目尻だけが上がりにくいという場合は、部分用ビューラーを併用するのも非常に効果的です。全体のカールを作った後に、上がりにくい部分だけをピンポイントで修正することで、より完成度の高い仕上がりを目指せます。
このように、アイプチでまつ毛が上がらない原因は、まぶたの状態だけでなく、使っている道具にも隠されていることが多くあります。一度ご自身の目とビューラーをじっくりと見つめ直し、最適な一本を探してみてはいかがでしょうか。
ビューラーのゴムが劣化していて力が伝わらない
アイプチで二重のラインを整えた後、ビューラーでまつ毛を上げようとしても、なぜか根元からしっかり立ち上がらない…。このような経験はありませんか。実は、その原因はビューラー本体ではなく、小さな「ゴム」の劣化にある可能性が非常に高いのです。
劣化したゴムはクッション性を失っているため、まつ毛を挟む力が均一に伝わりません。結果として、いくら力を込めてもカールがつかなかったり、不自然な角度で折れ曲がってしまったりするのです。まずは、ご自身のビューラーのゴムの状態を確認してみましょう。

意外と見落としがちなポイントですよね!私も昔は、ビューラーのゴムなんて何年も同じものを使い続けていました…。
あなたのビューラーは大丈夫?ゴムの劣化サイン
ビューラーのゴムは消耗品であり、使っていくうちに必ず劣化します。では、どのような状態になったら交換のサインなのでしょうか。以下に具体的なチェックポイントを挙げますので、ぜひご自身のものと見比べてみてください。
ゴムの劣化チェックリスト
- ゴムにビューラーの金属フレームの跡が、溝のようにくっきりと付いている
- ゴムの表面にひび割れや亀裂が見られる
- 弾力がなくなり、硬くなっている
- マスカラやアイライナーの汚れが黒くこびりついている
これらのサインが一つでも当てはまる場合、ゴムはすでに寿命を迎えています。すぐに新しいものと交換することをおすすめします。
特に、ゴムにできた溝は要注意です。この溝にまつ毛が食い込むことで、まつ毛が切れたり抜けたりする直接的な原因になってしまいます。美しいカールを作るための道具が、逆にまつ毛を傷つけてしまうのは避けたいところです。
劣化したゴムを使い続けるリスク
劣化したゴムを使い続けると、きれいなカールが作れないだけでなく、大切なまつ毛に深刻なダメージを与える可能性があります。まつ毛が途中で切れてしまったり、根元から抜けてしまったりすることも少なくありません。健康なまつ毛を育むためにも、定期的なメンテナンスは不可欠です。
ビューラーゴムの適切な交換時期と長持ちの秘訣
それでは、具体的にどのくらいの頻度でゴムを交換すれば良いのでしょうか。また、少しでも長く良い状態を保つためのコツも合わせてご紹介します。
交換の目安は「2〜3ヶ月」
ゴムの交換時期は、使用頻度によって異なりますが、一般的な目安を覚えておくと便利です。多くは、毎日メイクをする方であれば2〜3ヶ月に一度の交換が推奨されています。
使用頻度 | 交換の目安 | ポイント |
---|---|---|
毎日 | 2〜3ヶ月 | 汚れが目立たなくても、弾力性が失われ始めている可能性があります。 |
週に3〜4回 | 3〜4ヶ月 | 使用後に汚れを拭き取る習慣をつけると、より長持ちします。 |
週に1〜2回 | 半年に1回 | 長期間使わない場合でもゴムは自然に劣化するため、定期的なチェックが必要です。 |
もちろん、これはあくまで目安です。前述の劣化サインが見られたら、期間にかかわらず速やかに交換しましょう。替えゴムは数百円程度で購入できるものがほとんどなので、惜しまずに新しいものに替えることが大切です。

替えゴムは、お使いのビューラーのメーカーと同じものを選ぶのが基本ですよ!サイズが合わないと、効果が半減してしまうこともあるので注意してくださいね。
日頃のお手入れで長持ちさせる
ゴムを少しでも良い状態で長く使うためには、日頃の簡単なお手入れが効果的です。使用後はティッシュペーパーや乾いた布で、付着したマスカラや皮脂などの汚れを優しく拭き取りましょう。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯で軽く洗い、しっかりと乾燥させてから使用してください。こうして清潔に保つことで、ゴムの劣化を遅らせるだけでなく、衛生的に使うことができます。
補足:ビューラー本体の寿命は?
ゴムだけでなく、ビューラー本体にも寿命があります。長年使用していると、フレームが歪んできたり、可動部の噛み合わせが悪くなったりすることがあります。そうなると、いくらゴムを新しくしても力がうまく伝わりません。
一般的に、ビューラー本体の寿命は1〜2年程度と言われています。もしゴムを替えても上がりが悪いと感じるなら、本体の買い替えも検討してみると良いでしょう。
このように、アイプチメイクでまつ毛が上がらないと感じたときは、まずビューラーのゴムをチェックしてみてください。たった一つの小さなパーツを交換するだけで、これまで悩んでいたのが嘘のように、根元からくるんと美しいカールが作れるようになるかもしれません。
アイプチでもまつ毛が上がらない悩みを解決するビューラー術
- 基本は「アイプチが先、ビューラーが後」
- アイプチの液はドライヤーの冷風でしっかり乾かす
- 根元・中央・毛先の3段階で優しく挟む
- カールキープにはホットビューラーが効果的
- 部分用ビューラーで目頭と目尻を仕上げる
基本は「アイプチが先、ビューラーが後」
アイプチとビューラー、どちらを先に使うべきか迷った経験はありませんか?「まつ毛が全然上がらない」「せっかく作った二重が崩れてしまう」といったお悩みは、もしかしたら使う順番が原因かもしれません。
結論からお伝えすると、アイプチを使ったメイクの基本的な順番は「アイプチが先、ビューラーが後」です。この順番を守ることで、まつ毛を根元からしっかり立ち上げ、ぱっちりとした印象的な目元を作ることが可能になります。

私も最初は逆だと思っていました!でも、この順番に変えてから、まつ毛のカールが一日中キープできるようになったんです。
なぜ「アイプチが先」が正解なの?
それでは、なぜアイプチを先に使うのが良いのでしょうか。その理由は、まぶたの状態を先に整えることにあります。
アイプチを使う目的は、理想の二重ラインを作ってまぶたの形を整えることです。先にアイプチで二重の土台をしっかりと作ることで、これまでまぶたに隠れていたまつ毛の生え際がくっきりと表に出てきます。この状態になってからビューラーを使えば、まつ毛の根元をきちんと挟み、ぐっと持ち上げることができるのです。
逆に、ビューラーを先にしてしまうと、せっかくカールさせたまつ毛が邪魔になり、アイプチの液を均一に塗りにくくなることがあります。また、まぶたの皮膚を挟んでしまうリスクも高まるでしょう。そのため、まずはアイプチで理想のまぶたを完成させることが、美しいカールへの近道と言えます。
アイプチを先にする場合の正しい手順
ここでは、アイプチを先に行う場合の具体的なメイク手順とコツをご紹介します。正しいステップを踏むことで、仕上がりが格段に変わりますよ。
Step1:まぶたの油分をオフする
メイクを始める前に、コットンやティッシュでまぶたの余分な皮脂や油分を優しく拭き取ってください。まぶたがサラサラの状態だと、アイプチの接着力が高まり、一日中きれいな二重をキープしやすくなります。
Step2:アイプチで二重を作る
プッシャーなどで理想の二重ラインを決めたら、アイプチを塗布します。ここで最も重要なポイントは、アイプチが完全に乾くまで待つことです。液が乾ききる前に次のステップに進むと、ビューラーにアイプチが付着してしまったり、二重のラインが崩れたりする原因となります。

ドライヤーの冷風を少し当てると、時短になりますよ!ただし、風が強すぎると目が乾いてしまうので気をつけてくださいね。
Step3:ビューラーで丁寧にカール
アイプチが完全に乾いたことを確認したら、いよいよビューラーの出番です。鏡を少し下からのぞき込むように持つと、まつ毛の根元が見やすくなります。そして、「根元・中間・毛先」の3段階に分けて、優しく挟んでカールをつけていきましょう。力を入れすぎず、リズミカルに数回挟むのがコツです。
「アイプチが先」でメイクするときの注意点
この手順でメイクをする際には、いくつか注意したい点があります。まず、前述の通り、アイプチは完全に乾かすことが絶対条件です。生乾きの状態でビューラーを使うと、ゴムにアイプチがくっつき、まぶたを引っ張ってしまい、皮膚への負担が大きくなります。最悪の場合、アイプチが剥がれてしまうことも考えられます。
また、ビューラーでまつ毛を上げる際、力を入れすぎないように注意が必要です。アイプチによってまぶたの皮膚が少し引っ張られている状態なので、強い力でビューラーを当てると、まぶたに負担がかかったり、まつ毛が抜けてしまったりする可能性があります。あくまで優しく、丁寧にカールさせることを心がけましょう。
アイプチの種類によっては順番が異なる場合も
これまで「アイプチが先」を基本として説明してきましたが、実はアイプチの種類によっては、ビューラーを先に使った方が良いケースも存在します。
例えば、ファイバータイプや一部のテープタイプのアイプチは、まぶたに直接貼り付けるため、先にある程度まつ毛をカールさせておいた方が作業しやすいと感じる方もいるようです。
しかし、多くのリキッドタイプ(接着式・皮膜式)の場合は、やはりまぶたの形を整えてからビューラーを使う方が、まつ毛の根元が露出し、きれいにカールできるためおすすめです。
ご自身の使っているアイプチのタイプや、ご自身のまぶたの形に合わせて、どちらがやりやすいか試してみるのも一つの方法です。
このように、アイプチとビューラーを使う順番は、仕上がりに大きく影響します。基本の「アイプチが先、ビューラーが後」というルールを守り、一つひとつの工程を丁寧に行うことで、これまで上がりにくいと感じていたまつ毛も、きっときれいにカールさせることができるはずです。ぜひ、明日からのメイクで試してみてください。
アイプチの液はドライヤーの冷風でしっかり乾かす
結論からお伝えしますと、アイプチの液をドライヤーの冷風で完全に乾かすことは、その後のビューラーでまつげを根元からしっかり立ち上げるための、非常に効果的な方法です。
生乾きの状態でビューラーを使ってしまうと、せっかく作った二重のラインが崩れたり、まつげがうまく上がらなかったりする根本的な原因になります。この一手間が、仕上がりに大きな差を生むのです。
なぜドライヤーの冷風が推奨されるのでしょうか。その理由は、主に「速乾性」と「密着度の向上」の2点にあります。自然乾燥に比べて、ドライヤーを使えばアイプチの液を素早く、そしてムラなく乾かすことが可能です。特に忙しい朝のメイク時間において、この時短効果は大きなメリットといえるでしょう。
そしてもう一つは、しっかりと乾燥させることで、アイプチの皮膜がまぶたに強力に密着する点です。この密着度が高まることで、ビューラーをまつげの根元に当てたときにまぶたがしっかりと固定され、カールがつきやすい理想的な状態が生まれます。

「え、アイプチにドライヤー?」って驚くかもしれませんね。でも、このひと手間を加えるだけで、いつものアイメイクの仕上がりが格段にアップするんですよ!
ドライヤーを使った正しい乾かし方
それでは、具体的な手順を見ていきましょう。正しい方法で行うことで、肌への負担を最小限に抑えつつ、効果を最大限に引き出すことができます。
ドライヤーでの乾燥手順
- アイプチを塗り、プッシャーで二重のラインを整えます。
- ドライヤーを「冷風(クールモード)」に設定し、風量は「弱」にしてください。
- 目を軽く閉じ、ドライヤーを顔から20~30cmほど離した位置から、あごの下あたりから優しく風を送ります。
- まぶたに直接強風が当たらないように注意しながら、30秒~1分ほど乾かします。
- 指で軽く触れてみて、ベタつきが完全になくなっていれば乾燥完了のサインです。
このように、ポイントは「冷風」と「弱い風量」、そして「適切な距離」を守ることです。もしドライヤーが手元にない場合は、うちわや携帯扇風機などで代用することもできますが、均一に乾かすにはドライヤーが最も効率的といえるでしょう。
ドライヤー使用時の注意点
手軽で効果的な方法ですが、いくつか注意すべき点も存在します。安全に実践するためにも、以下のポイントを必ず守るようにしてください。
温風は絶対に使用しない
温風はアイプチの成分を変質させてしまう可能性があり、接着力の低下につながることが考えられます。また、デリケートな目元の皮膚に熱風を当てることは、乾燥や刺激の原因にもなりかねません。
目に直接風を当てない
目に直接風が当たると、ドライアイの原因になったり、ゴミが入ったりする危険があります。必ず目を閉じて、少し離れた場所から風を送るようにしましょう。
乾かしすぎにも注意
長時間風を当て続けると、目元が必要以上に乾燥してしまうことがあります。ベタつきがなくなったら、すぐにドライヤーを止めるように心がけてください。
これらの注意点を守ることで、アイプチの効果を最大限に引き出しながら、まつげが上がらないという悩みを解消に導くことができます。急いでいる時ほど、この乾燥の工程を丁寧に行うことが、結果的に美しい仕上がりへの近道となるのです。
根元・中央・毛先の3段階で優しく挟む
アイプチをしているときにビューラーを使っても「まつ毛が全然上がらない…」と感じる場合、その原因はビューラーの使い方にあるかもしれません。実は、まつ毛をきれいにカールさせる最大のコツは、「根元・中央・毛先」の3段階に分けて、それぞれを優しく挟むことにあります。
この方法を取り入れることで、アイプチで固定されたデリケートなまぶたへの負担を減らしつつ、自然で美しいカールを実現できるようになります。

一気にグイッと上げようとすると、アイプチが剥がれたり、まつ毛がカクンと折れたりしちゃうんですよね…。この3段階カールは本当にオススメですよ!
なぜ3段階に分けて挟むのが良いの?
それでは、なぜ一度に挟むのではなく、3段階に分ける必要があるのでしょうか。その理由は主に2つあります。
一つ目は、まぶたへの負担を最小限に抑えるためです。一度にまつ毛全体を挟もうとすると、根本に強い力がかかり、アイプチでくっついているまぶたの皮膚まで引っ張ってしまう可能性があります。これが、アイプチの剥がれやヨレの原因になるのです。3段階に分けることで力を分散させ、まぶたを引っ張ることなくカールを付けられます。
そしてもう一つは、自然なカールを作るためです。一気に力を加えると、まつ毛が直角に折れたような、不自然な仕上がりになりがちです。しかし、段階的に少しずつ角度を変えながら挟むことで、まるでパーマをかけたような、滑らかで美しい「Cカール」を作ることが可能になります。
【実践】3段階カールの正しい手順
ここでは、具体的な手順をステップごとに解説していきます。鏡を用意して、ぜひ一緒に試してみてください。
ステップ1:根元をしっかり立ち上げる
まず、ビューラーをまつ毛の生え際にそっと当てます。このとき、まぶたの皮膚を挟んでしまわないよう、鏡でしっかり確認するのが最も重要なポイントです。アイプチのラインにビューラーが直接当たらないよう、少しあごを上げて、上から覗き込むような角度でビューラーを当てるとうまくいきます。軽い力で「キュッ」と優しく挟み、3秒ほどキープしましょう。
ステップ2:中央部分でカーブを作る
次に、ビューラーを少しだけ毛先側にずらし、まつ毛の中央あたりを挟みます。根元の時よりも少しだけ手首を返す(上に傾ける)ようなイメージで、優しくプレスしてください。この工程が、カール全体の美しいカーブを決定づけます。
ステップ3:毛先で流れを整える
最後に、毛先部分を挟んでカールを整えます。毛先は非常にデリケートな部分なので、ごくごく軽い力で挟むか、挟まずにスッと毛先に向かって抜くようなイメージで仕上げましょう。ここで力を入れすぎると、まつ毛がチリチリになったり、不自然なカールになったりするので注意が必要です。
3段階カールのポイント
各ステップで、手首を少しずつ上に返していくことを意識すると、より美しいCカールが完成します。焦らず、一つ一つの工程を丁寧に行うことが、アイプチを崩さずにきれいなカールを作る一番の近道です。
ビューラーを使う上での注意点
この3段階カールを実践する上で、いくつか注意しておきたい点があります。きれいなまつ毛を保つためにも、ぜひ覚えておいてください。
ビューラーのゴムは定期的に交換を!
ビューラーのゴムが劣化していると、まつ毛がうまく上がらないだけでなく、まつ毛が切れたり抜けたりする原因になるという情報もあります。ゴムに亀裂が入っていたり、弾力がなくなっていたりしたら、すぐに新しいものに交換しましょう。一般的に、2〜3ヶ月ごとの交換が推奨されています。
また、ビューラーをドライヤーなどで温めてから使う方法もありますが、アイプチの接着成分は熱に弱い場合があります。もし試す場合は、温度が高くなりすぎないように注意し、やけどにも気をつけてください。個人的には、ホットビューラーをマスカラの仕上げに使う方が安全でおすすめです。

最初はちょっと面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば1分もかかりませんよ。この一手間が、一日中続くきれいなカールをキープする秘訣なんです!
カールキープにはホットビューラーが効果的
アイプチを使うとまぶたが重くなり、普通のビューラーではまつ毛が上がりにくい、あるいは上がってもすぐにカールが落ちてしまう、という経験はありませんか。実は、その悩みを解決する鍵は「ホットビューラー」にあります。
熱の力を利用することで、アイプチで重くなったまぶたのまつ毛でも、根元からしっかりと立ち上げ、美しいカールを長時間キープすることが可能になるのです。
なぜなら、ホットビューラーの熱はまつ毛内部のタンパク質に作用し、カールを形状記憶させる効果があるためです。これは、ヘアアイロンで髪にカールをつけるのと同じ原理と言えるでしょう。さらに、まぶたを挟み込むタイプのビューラーとは異なり、アイプチののりやテープを剥がしてしまうリスクが低いのも大きな利点となります。
このように、ホットビューラーを正しく活用すれば、アイプチをしていても、まるで自まつ毛が元から上向きであるかのような、ぱっちりとした印象的な目元を一日中楽しむことができるでしょう。

普通のビューラーでギュッと挟むと、せっかく綺麗につけたアイプチがヨレたり取れたりすることがありますよね。ホットビューラーなら、その心配が少ないので安心して使えますよ!
ホットビューラーを効果的に使うタイミングと手順
ホットビューラーの効果を最大限に引き出すためには、使う順番が非常に重要になります。多くの場合、アイメイクの最後の仕上げとして取り入れるのがおすすめです。
基本的な使用手順
STEP1:アイメイクを済ませる
まず、アイプチ、アイシャドウ、アイライナー、そしてマスカラまで、全てのアイメイクを完成させます。特にマスカラを塗ってから使うことで、カールが格段に長持ちするようになります。
STEP2:まつ毛の根元に当てる
ホットビューラーの電源を入れ、適温になったら、まつ毛の生え際にコーム部分をそっと当てます。ここで数秒間キープすることで、まつ毛を根元からしっかりと立ち上げられます。
STEP3:中間から毛先へ滑らせる
根元が立ち上がったら、コームをゆっくりとまつ毛の中間、そして毛先へと滑らせていきます。手首を返すように動かすと、自然で美しいCカールが作りやすくなります。
マスカラを塗った直後の、まだ乾ききっていない状態でホットビューラーを使うと、よりカールが固定されやすくなるという意見もあります。ただし、マスカラがダマになりやすい場合もあるため、ご自身のマスカラとの相性を見ながら試してみてください。
メリットだけじゃない!知っておきたい注意点
非常に便利なホットビューラーですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。メリットとデメリットの両方を理解した上で、上手に活用していきましょう。
まず、最大のメリットは、前述の通り、強力なカールキープ力です。熱によってカールを固定するため、湿気が多い日や、時間が経ってもまつ毛が下がりにくくなります。また、まぶたを挟まない構造から、アイプチに影響を与えにくい点も、愛用者が多い理由の一つです。
一方で、デメリットも存在します。
ホットビューラー使用時の注意点
- まつ毛へのダメージ: 熱を直接当てるため、毎日使用するとまつ毛が乾燥したり、傷んだりする可能性があります。まつ毛美容液でケアを並行して行うことをおすすめします。
- 火傷のリスク: 高温になるため、誤ってまぶたや目に触れてしまうと火傷をする恐れがあります。使用中は鏡をよく見て、慎重に操作してください。
- 手間と時間: 温まるまでの待ち時間が必要だったり、電池交換や充電の手間がかかったりします。忙しい朝には少し時間に余裕を持つ必要があるかもしれません。
これらの注意点を理解し、まつ毛をいたわりながら使用することが、美しい目元を長く保つ秘訣となります。
自分にぴったりのホットビューラーの選び方
市場には様々な種類のホットビューラーがあり、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。ここでは、選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。
ポイント | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
形状で選ぶ | コーム型:セパレートしやすい。カーラー型:一度に広範囲をカールできる。 | 繊細な束感を出したいならコーム型、時短を重視するならカーラー型が向いています。 |
機能で選ぶ | 温度調節機能:まつ毛の状態に合わせて温度を変えられる。 | まつ毛のダメージが気になる方や、よりカールを長持ちさせたい方におすすめです。 |
電源方式で選ぶ | 電池式:手軽で持ち運びに便利。充電式:ランニングコストが低い。 | 外出先で使いたいなら電池式、家で毎日使うなら充電式が良いでしょう。 |

初めて使うなら、コーム型が扱いやすくておすすめですよ。細かい部分も調整しやすいですし、まつ毛を綺麗にセパレートさせながらカールできます!
このように、ご自身のライフスタイルや理想の仕上がりに合わせて選ぶことが大切です。口コミやレビューも参考にしながら、最適な一本を見つけてみてください。アイプチ生活の頼もしい味方になってくれるはずです。
部分用ビューラーで目頭と目尻を仕上げる
アイプチをしていると、ビューラーでまつ毛全体を均一に上げるのが難しいと感じることはありませんか。特に、まぶたが重なりやすい目頭や、ビューラーが届きにくい目尻のまつ毛は、思うようにカールがつかないことが多いものです。このような悩みを解決してくれるのが、部分用ビューラーです。
部分用ビューラーを活用すれば、アイプチで作った二重ラインを崩すことなく、目頭から目尻まで放射状に広がる美しいまつ毛を手に入れることができます。

普通のビューラーで目尻のまつ毛を上げようとして、まぶたを挟んでしまった経験、私もあります…。部分用ビューラーは、そんな「あと少し!」を叶えてくれる便利アイテムなんですよ。
なぜ部分用ビューラーが有効なのか
通常のビューラーは目の全体のカーブに合わせて作られているため、アイプチでまぶたの形が変わっている場合や、もともとの目の形によっては、どうしてもフィットしない部分が出てきます。しかし、部分用ビューラーはヘッドが小さく設計されているため、小回りが利きます。
このため、狙った箇所のまつ毛だけをピンポイントで挟み、根元からしっかりと持ち上げられるのです。アイプチののりやテープが付いている部分を避けながら、細かくカールを調整できる点が最大のメリットと言えるでしょう。
部分用ビューラーの基本的な使い方
STEP1:全体を軽くカール
まず、通常のビューラーでまつ毛全体を優しく挟み、軽くカールをつけます。この段階で完璧に上げようとせず、あくまでベースを作るイメージで行うのがコツです。アイプチの接着部分に負担がかからないよう、力を入れすぎないように注意しましょう。
STEP2:目頭のまつ毛を上げる
次に、部分用ビューラーを使って目頭のまつ毛を根元から挟みます。内側に向かって生えているまつ毛を、少し中央に寄せるような意識で持ち上げると、目がパッチリと見えます。
STEP3:目尻のまつ毛を上げる
続いて、目尻側のまつ毛を挟みます。こちらは、目尻から外側に向かって放射状に広がるように、少し斜めに引き上げるイメージでカールさせると、目の横幅が強調されて切れ長で美しい印象になります。
STEP4:全体のバランスを調整
最後に鏡で全体のバランスを確認します。カールが足りない部分があれば、部分用ビューラーで微調整を行い、理想の扇形まつ毛を完成させます。
部分用ビューラー選びのポイント
部分用ビューラーと一言でいっても、様々な種類があります。幅が狭く、よりピンポイントで挟めるタイプや、少し幅広でミニビューラーのように使えるタイプなどがあります。ご自身の目の形やまぶたの厚み、そして「どの部分を重点的に上げたいか」を考えて選ぶことをおすすめします。
使用する際の注意点
非常に便利な部分用ビューラーですが、使用する際にはいくつか注意したい点もあります。安全に、そして美しく仕上げるために、以下のポイントを心掛けてください。
- 力の入れすぎに注意
小さいからといって力を入れすぎると、まつ毛が折れたり、不自然なカクカクしたカールになったりする原因になります。優しく、数回に分けて挟むようにしましょう。 - まぶたを挟まないように確認
鏡をよく見て、まぶたを挟んでいないかしっかりと確認してからカールさせてください。特にアイプチをしているまぶたはデリケートなので、慎重に行うことが大切です。 - ゴムは定期的に交換する
ビューラーのゴムは消耗品です。劣化するとカールがつきにくくなるだけでなく、まつ毛を傷める原因にもなります。定期的に新しいものに交換しましょう。
下まつげにも使える!
実は、部分用ビューラーは下まつげのカールにも大活躍します。下まつげをカールさせることで、より目が大きく、立体的に見える効果が期待できます。ぜひ試してみてくださいね。
このように、部分用ビューラーを日々のメイクに取り入れることで、アイプチをしていても理想のぱっちりまつ毛に近づくことが可能です。諦めていた目頭や目尻のカールも、このひと手間で大きく変わるかもしれません。
まとめ:アイプチでビューラーが上がらない時は使い方を見直そう
アイプチでまつ毛が上がらない原因は、メイクの順番や道具にあります。本記事では、正しい手順や自分に合うビューラーの選び方、ホットビューラー等の活用法まで、美しいカールをキープするための具体的な解決策を網羅的に解説しました。
- アイプチでまつ毛が上がらない主な原因はメイクの順番や道具の不適合です
- 基本はアイプチで二重を固定し、隠れたまつ毛の根元をしっかり露出させます
- アイプチの液は完全に乾かすことが重要で、半乾きの状態は付着の原因になります
- ドライヤーの冷風を少し離れた場所から当てて乾かすと時短になり効果的です
- 自分の目の丸みや横幅を把握し、カーブが合うビューラーを選ぶことが大切です
- ビューラーのゴムが劣化すると力が均一に伝わらず、カールがつきにくくなります
- ゴムに溝や亀裂が入っていたら、まつ毛が切れる原因になるためすぐに交換します
- ビューラーゴムの交換は毎日メイクをするなら2ヶ月から3ヶ月ごとが目安です
- 一度に挟まず、根元・中央・毛先の3段階に分けてカールさせるのがコツです
- 力を入れすぎるとまぶたに負担がかかり、アイプチが剥がれる恐れがあります
- まぶたの重みでカールが落ちる場合はカールキープ下地の使用もおすすめです
- カールを長時間保ちたいならホットビューラーを仕上げに使うのが効果的です
- 熱の力でカールを強力に固定するため、湿気が多い日でも下がりにくくなります
- 全体を上げた後、目頭や目尻など上がりにくい部分は部分用ビューラーで調整します
- 道具を清潔に保ち定期的にメンテナンスすることが美しい目元への近道です