多くの美容室で取り扱われ、おしゃれな人のマストアイテムとして絶大な人気を誇るN. ナチュラルバーム。いざ使ってみたいと思っても、種類が多くて「自分にはどれが合うんだろう?」と迷ってしまうことはありませんか。
実は、定番のN. ナチュラルバーム以外にも、N. ナチュラルバーム SC(セージ&クローブの香り)やN. ナチュラルバーム UR(アーバンローズの香り)といった、それぞれに個性のあるラインナップが揃っているのです。
この記事では、それぞれの香りの特徴をチェックしながら、気になるテクスチャーとセット力の違いを徹底的に比較解説します。
さらに、あなたの髪質やレングスに合わせた選び方はもちろん、その日の気分で好きな香りで選ぶ方法や、理想の仕上がりである濡れ髪や束感で選ぶためのポイントも詳しくご紹介。基本的なスタイリング方法に加えて、髪だけでなくハンドやボディにも使えるマルチな魅力まで、N. ナチュラルバームを余すところなく活用する秘訣をお伝えします。
この記事を最後まで読めば、もうバーム選びで迷うことはありません。さあ、あなたにぴったりの一品を見つけ、N. ナチュラルバームの種類を知って理想のヘアスタイルへと踏み出しましょう。
- 3種類の香りから自分にぴったりのバームが見つかる
- 理想の濡れ髪や束感を叶えるプロの技がわかる
- 自分の髪質や長さに合った最適な使い方が身につく
- ヘアスタイリングと同時に全身の保湿もできる万能さがわかる
目次
N.ナチュラルバームの全種類を徹底比較!香りや質感の違いとは
- 定番のN. ナチュラルバーム
- N. ナチュラルバーム SC(セージ&クローブの香り)
- N. ナチュラルバーム UR(アーバンローズの香り)
- それぞれの香りの特徴をチェック
- テクスチャーとセット力の違い
定番のN. ナチュラルバーム
数あるヘアスタイリング剤の中でも、絶大な人気を誇るのがN.(エヌドット)シリーズです。その中でも特に象徴的な存在として知られているのが、今回ご紹介する「N. ナチュラルバーム」ではないでしょうか。
これは、一つ持っているだけでスタイリングの幅がぐっと広がる万能アイテム。ここでは、多くの人に愛され続ける定番のN. ナチュラルバームについて、その魅力や使い方を詳しく解説していきます。
天然由来成分100%のマルチバーム
N. ナチュラルバームが支持される最大の理由は、なんといってもその成分にあります。公式サイトによると、シアバターやミツロウといった34種類の天然由来成分のみで作られているとされています。(参照:N.公式サイト)
このため、髪に潤いを与えながらスタイリングできるのはもちろんのこと、髪につけた後に手に残ったバームをそのままハンドクリームやリップクリームとして使える手軽さが大きな魅力です。肌がデリケートな方でも比較的使いやすい製品と言えるでしょう。
主な保湿成分
N. ナチュラルバームには、保湿力に優れたシアバターや、髪にツヤを与えるミツロウ、その他にもホホバ種子油やオリーブ果実油などが配合されているという情報があります。これらの成分が、髪のパサつきを抑え、自然なまとまりを演出してくれます。
心地よいマンダリンオレンジ&ベルガモットの香り
スタイリング剤を選ぶ上で、香りも重要なポイントになりますよね。N. ナチュラルバームは、マンダリンオレンジとベルガモットを基調とした、爽やかで心地よい柑橘系の香りが特徴です。
強すぎず、ふんわりと香るため、性別を問わず多くの方に好まれています。朝のスタイリングが、リフレッシュできる時間になるかもしれません。


N. ナチュラルバームの上手な使い方とスタイリングのコツ
N. ナチュラルバームを最大限に活かすための結論は、「手のひらでしっかり温めてオイル状にすること」です。テクスチャーが固めなので、このひと手間が仕上がりを大きく左右します。
まず、パール粒1つ分くらいの量を指先や爪で取ります。次に、それを手のひらに伸ばし、両手をこすり合わせるようにして体温で温めてください。固形の白いバームが、透明でなめらかなオイル状に変化したら準備完了の合図です。
そして、オイル状になったバームを、髪のパサつきが気になる内側や毛先から揉み込むようになじませていきましょう。髪の表面や前髪、おくれ毛には、手に残ったわずかな量で束感を作るように整えると、ベタつかず自然な仕上がりになります。
こんなスタイリングにおすすめ
- ショートやボブの毛先に動きを出したい時
- 自然なウェット感やツヤ感を演出したい時
- まとめ髪のおくれ毛やアホ毛を抑えたい時
- パーマのカールをきれいに見せたい時
メリットと注意点を把握しよう
非常に便利なN. ナチュラルバームですが、使う上で知っておきたい点もいくつかあります。メリットと合わせて確認しておきましょう。
最大のメリットは、前述の通り、スタイリングと保湿ケアが同時にできる多機能性です。また、固めたりスプレーで固めたりするのではなく、髪の動きを活かしたナチュラルなスタイルが作れる点も魅力と言えます。
使用する上での注意点
一方で、注意したいのが使用量です。つけすぎてしまうと、ウェット感を通り越して髪がベタついた印象になってしまう可能性があります。最初は少量から試して、自分の髪の長さや量に合った適量を見つけることをお勧めします。
また、気温が低い冬場はバームがかなり固くなり、手のひらで溶けにくくなることがあります。じっくりと時間をかけて温めるように心がけてください。天然成分でできているため、酸化しやすいという側面も。開封後はなるべく早めに使い切るのが良いでしょう。
2つのサイズから選べる
N. ナチュラルバームには、2種類のサイズが用意されています。ライフスタイルや使用頻度に合わせて選べるのは嬉しいポイントです。
| サイズ | 容量 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| 通常サイズ | 45g | 自宅でのデイリーユース、使用頻度が高い方 |
| ミニサイズ | 18g | 初めて試す方、旅行やジムへの持ち運び用 |
もし、初めて使うのであればミニサイズから試してみるのも一つの方法です。ポーチに入れておけば、外出先で髪のパサつきが気になった時や、手指の乾燥対策にもさっと使えて重宝します。
N. ナチュラルバーム SC(セージ&クローブの香り)
数あるN.(エヌドット)シリーズの中でも、ひときわ個性的な香りでファンを魅了しているのが「N. ナチュラルバーム SC」です。定番のナチュラルバームとは一線を画す、スパイシーでウッディな香りが特徴のアイテムになります。
ここでは、N. ナチュラルバーム SCが持つ独特の魅力や使い方、そしてどのような方におすすめなのかを詳しく解説していきましょう。甘い香りが少し苦手な方や、パートナーと共有できるスタイリング剤を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。


心を落ち着かせるセージ&クローブの香り
N. ナチュラルバーム SCの最大の魅力は、何と言ってもその香りです。清涼感のあるハーブの一種である「セージ」と、独特のスパイシーさを持つ「クローブ」が絶妙にブレンドされています。この組み合わせにより、まるで森林浴をしているかのような、心地よく深呼吸したくなる香りが生まれるのです。
柑橘系のフレッシュさとは異なる、穏やかで知的な印象を与えてくれます。そのため、気分をリフレッシュしたい朝のスタイリング時はもちろん、一日の終わりにリラックスしたい時のハンドケアにもぴったりでしょう。香りが強すぎず、ふんわりと漂うので、シーンを選ばずに使いやすい点も嬉しいポイントです。
N. ナチュラルバーム SCの香りの特徴
セージとクローブが織りなす、ウッディでスパイシーな香り。甘さがなく、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。ジェンダーレスな香りなので、性別を問わず多くの方に受け入れられています。
自然なスタイリングと保湿を両立
もちろん、N. ナチュラルバーム SCは香りだけでなく、スタイリング剤としての機能性も非常に優れています。天然由来成分のみで作られているため、髪に潤いを与えながら、自然な束感や動きを表現することが可能です。
手のひらに少量を取り、体温で温めるとじんわりとオイル状に溶けていきます。これを髪になじませることで、作り込みすぎていない、こなれたウェットヘアやまとまりのあるスタイルが完成します。ワックスのように固まることがないため、手ぐしで簡単にスタイルを修正できるのも便利な点と言えるでしょう。
そして、スタイリング後に手に残ったバームは、そのままハンドクリームやボディクリームとして肌になじませることができます。わざわざ手を洗い流す必要がなく、髪も肌も同時に保湿ケアできる手軽さが、忙しい毎日を送る人々から支持される理由の一つです。
【補足】成分について
N. ナチュラルバームは、天然由来原料のみで作られています。公式サイトの情報によれば、シアバターやホホバ種子油、ミツロウといった保湿効果の高い成分が配合されているとされています。デリケートな髪や肌にも安心して使いやすい処方となっています。
(参照:N.公式サイト STYLING Series)
定番バームとの違いと比較
N.には定番の「ナチュラルバーム」も存在します。どちらを選ぶか迷う方も多いかもしれません。そこで、二つのバームの主な違いを比較してみました。
| N. ナチュラルバーム SC | N. ナチュラルバーム | |
|---|---|---|
| 香りの種類 | セージ&クローブの香り | マンダリンオレンジ&ベルガモットの香り |
| 香りの印象 | ウッディ、スパイシー、落ち着き | フレッシュ、フルーティー、爽やか |
| おすすめの方 | 甘い香りが苦手な方、男性、大人っぽい雰囲気が好きな方 | 柑橘系の香りが好きな方、明るく元気な印象にしたい方 |
| 共通点 | 天然由来成分100% / スタイリング&保湿のマルチユース / 自然な束感・ウェット感の演出 | |
このように、基本的な使用感や仕上がりは共通していますが、香りの印象が大きく異なります。言ってしまえば、どちらを選ぶかは「香りの好み」が最大の決め手となります。気分やファッションに合わせて使い分けるのも、素敵な楽しみ方の一つではないでしょうか。
使用する際の注意点
N. ナチュラルバーム SCは非常に優れたアイテムですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。これを理解した上で使用することで、より快適に製品の魅力を活かすことができるでしょう。
香りや保管方法に関する注意
- 香りの好み:セージやクローブの香りは独特なため、人によっては好みが分かれる可能性があります。購入前に美容室や取扱店で香りを試してみることをおすすめします。
- 保管場所:天然成分でできているため、熱に弱い性質があります。特に夏場の車内や直射日光が当たる場所での保管は避け、涼しい場所に置いてください。
- 使用量:保湿力が高い分、一度にたくさん付けすぎると髪がベタついて重い印象になることがあります。まずは少量(米粒大程度)から試し、少しずつ量を調整していくのが失敗しないコツです。
これらの点を押さえておけば、N. ナチュラルバーム SCを最大限に活用して、日々のスタイリングとケアを楽しむことができるはずです。
N. ナチュラルバーム UR(アーバンローズの香り)
N.(エヌドット)シリーズの中でも、特に洗練された香りで人気を集めているのが「N. ナチュラルバーム UR」です。これは、都会的で上品なアーバンローズの香りが特徴的なスタイリング剤で、多くのファンを魅了しています。
天然由来成分100%で作られており、髪のスタイリングはもちろん、全身の保湿ケアにも使える万能さが大きな魅力といえるでしょう。
ここでは、N. ナチュラルバーム URがどのような製品なのか、その香りや使用感、そして多機能性について詳しく解説していきます。


都会的で洗練された「アーバンローズの香り」
このバームが持つ最大の特徴は、なんといってもその香りです。多くの人がイメージする甘く可愛らしいローズの香りではなく、みずみずしいローズにウッディな要素が加わった、深みのある上品な香りが広がります。
そのため、甘い香りが苦手な方や、男性でも使いやすいのが嬉しいポイント。朝のスタイリングで髪につけると、日中ふとした瞬間に優しく香り、一日を心地よい気分で過ごさせてくれます。香水代わりとして、自然に香りをまといたい方にもぴったりです。
自然なツヤと束感を演出する使用感
N. ナチュラルバーム URのテクスチャーは、指で取った直後は少し硬めに感じられるかもしれません。しかし、手のひらに乗せて両手でこすり合わせると、体温でじんわりと溶けてなめらかなオイル状に変化します。
オイル状になったバームを髪に馴染ませることで、パサつきがちな毛先をしっとりとまとめ、自然なツヤ感と程よい束感を簡単に作り出すことができます。特に、ショートヘアやボブの毛先に動きをつけたり、まとめ髪のおくれ毛を抑えたりするのに最適。ウェットヘアのような、トレンド感のあるスタイリングも手軽に実現可能です。
N. ナチュラルバーム URの特徴まとめ
製品の主な特徴を以下の表にまとめました。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 香り | 上品で洗練されたアーバンローズの香り |
| テクスチャー | やや硬め(手のひらでオイル状に変化) |
| 仕上がり | 自然なツヤ感、程よい束感、ウェットな質感 |
| 主な用途 | ヘアスタイリング、ハンドケア、リップケア、ボディケア |
| おすすめの髪型 | ショート〜ミディアム、パーマスタイル、まとめ髪 |
髪だけじゃない!全身に使えるマルチバーム
この製品のもう一つの大きな魅力は、スタイリング剤としてだけでなく、全身の保湿ケアに使えるマルチユースアイテムであることです。スタイリング後に手に残ったバームは、洗い流す必要がありません。
そのまま手指に馴染ませればハンドクリームやネイルオイルとして使えますし、乾燥が気になる唇に塗ればリップバームとしても活躍します。このように、様々な使い方ができるため、旅行の際にコスメポーチの中身を減らせるというメリットもあります。
成分に関する補足
N. ナチュラルバームは、シアバターやミツロウといった天然由来成分を主成分として作られています。公式サイトによると、デリケートな肌にも配慮した処方になっているとされています。しかし、すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
ご心配な方は、使用前に腕の内側などでパッチテストを行うことをお勧めします。(参照:ナプラ公式サイト)
使用する上での注意点
N. ナチュラルバーム URは天然由来成分で作られているため、いくつかの注意点があります。まず、気温が高い場所に保管すると、中身が溶けてオイル状になりやすい性質を持っています。特に夏場の車内や直射日光が当たる場所には放置しないようにしましょう。
もし溶けてしまっても、涼しい場所に置けば再び固まりますが、品質に影響が出る可能性もゼロではありません。また、香りが特徴的な製品であるため、購入前にお近くの美容室などでテスターを試してみることをおすすめします。
このように、N. ナチュラルバーム URは、上品な香りを楽しみながら、質の高いヘアスタイリングと全身の保湿ケアを同時に叶えてくれる優れたアイテムです。日々のスタイリングに、少しだけ特別な時間を取り入れてみてはいかがでしょうか。
それぞれの香りの特徴をチェック
N.(エヌドット)ナチュラルバームを選ぶ楽しみの一つに、その心地よい香りがあります。スタイリング剤は毎日使うものだからこそ、香りは気分を左右する大切な要素になりますよね。ここでは、N. ナチュラルバームの代表的な香りと、その魅力について詳しく掘り下げていきます。


定番の香り:マンダリンオレンジ&ベルガモット
N. ナチュラルバームの最も代表的な香りは、「マンダリンオレンジ&ベルガモット」です。
この香りの一番の魅力は、なんといってもそのフレッシュで爽やかなシトラス系の香り立ちにあります。もぎたてのマンダリンオレンジのような甘酸っぱさと、ベルガモットの持つ上品で落ち着いた柑橘の香りが絶妙に調和しています。
言ってしまえば、性別を問わずに好まれやすい、非常に使いやすい香りと言えるでしょう。甘すぎる香りが苦手な方や、人工的な香りが好きではない方からも高い支持を集めています。朝のスタイリング時にこの香りを使うと、気分がシャキッとリフレッシュし、一日を気持ちよくスタートできるという声も多く聞かれます。
N.シリーズの他の香りも魅力的
N. ナチュラルバームの定番は前述の通りマンダリンオレンジ&ベルガモットですが、N.シリーズ全体に目を向けると、他にも魅力的な香りが存在します。
例えば、同シリーズの「N. ポリッシュオイル」で採用されている「セージ&クローブ」の香りも大変人気があります。こちらは、ハーブの一種であるセージのすっきりとした香りに、クローブのスパイシーなアクセントが加わった、ウッディで落ち着いた印象を与えます。
リラックスしたい夜のヘアケアや、大人っぽい雰囲気を演出したい時におすすめの香りです。
このように考えると、シーンや気分によって香りを使い分けるのも、N.シリーズを楽しむ上級者のテクニックと言えるかもしれません。
| 香りの種類 | 香りの特徴 | おすすめのシーン |
|---|---|---|
| マンダリンオレンジ&ベルガモット | フレッシュで爽やかな柑橘系の香り。ユニセックスで使いやすい。 | 朝のスタイリング、気分をリフレッシュしたい時、日中の活動時 |
| セージ&クローブ(参考) | ウッディで落ち着いたハーブとスパイスの香り。大人っぽい印象。 | 夜のヘアケア、リラックスしたい時、落ち着いた雰囲気にしたい時 |
香りを選ぶ際のポイントと注意点
N. ナチュラルバームの香りを選ぶ際は、もちろんご自身の好みを最優先するのが一番です。
一方で、香りは周囲の人にも影響を与える可能性があるため、TPOを意識することも大切になります。例えば、食事の場や香りに敏感な方が多い職場などでは、香りが控えめなものを選ぶか、つける量を調整するなどの配慮があると、よりスマートでしょう。


これらの理由から、N. ナチュラルバームはその日の気分やファッションに合わせて、アクセサリーを選ぶように香りを選ぶことができるスタイリング剤です。ぜひあなたにぴったりの香りを見つけて、毎日のヘアセットをより豊かな時間に変えてみてはいかがでしょうか。
テクスチャーとセット力の違い
N.(エヌドット)のナチュラルバームを選ぶ際、多くの方がどの種類を選べば良いか迷われるかもしれません。実は、N.のナチュラルバームにはいくつかの種類があり、それぞれテクスチャー(髪につけたときの質感や手触り)とセット力に違いがあります。
この違いを理解することで、あなたの髪質や目指すヘアスタイルにぴったりの一品を見つけることができるでしょう。
ここでは、代表的なN.ナチュラルバームの種類を比較しながら、それぞれのテクスチャーとセット力の特徴を詳しく解説していきます。
N. ナチュラルバーム(オリジナル)
まずご紹介するのは、N.シリーズのアイコン的な存在である「ナチュラルバーム」です。天然由来成分のみで作られているのが大きな特徴といえるでしょう。
このバームのテクスチャーは、容器に入っている状態では比較的硬めです。特に気温が低い冬場は固まっていることが多いですが、これは天然のシアバターなどが豊富に含まれている証拠でもあります。使用する際は、指先やスパチュラで適量をすくい取り、手のひらの熱でゆっくりと温めると、なめらかなオイル状に変化します。
このひと手間が、髪に均一になじませるための重要なポイントです。
セット力については、ワックスのように髪を固める強い力はありません。しかし、髪に自然な束感とツヤを与え、適度なまとまりと動きをキープする力を持っています。そのため、作り込みすぎない「こなれ感」のあるスタイルを作るのに非常に適しています。
パーマのウェーブを再現したり、ヘアアレンジの後れ毛に束感を出したりするのに使うと、おしゃれな印象に仕上がります。
香りは、マンダリンオレンジとベルガモットを基調とした、爽やかで心地よい柑橘系です。
N. ナチュラルバーム SC(セージ&クローブ)
次にご紹介するのは、「ナチュラルバーム SC」です。基本的な成分や性能はオリジナルと共通する部分が多いものの、テクスチャーと香りに違いが見られます。
テクスチャーは、オリジナルと比較してやや柔らかめに作られているという声があります。そのため、手のひらで溶かしやすく、髪にもなじませやすいと感じる方もいるかもしれません。もちろん、こちらも天然由来成分が主体のため、気温によって硬さは変化します。
セット力はオリジナルとほぼ同等で、自然な束感とツヤを演出する力があります。どちらかというと、よりしっとりとした質感に仕上がりやすいという特徴も挙げられます。乾燥が気になる髪に潤いを与えながら、スタイリングを楽しみたい方にも向いているでしょう。
そして、最大の違いは香りです。こちらはセージとクローブを基調とした、少しスパイシーで落ち着いたウッディな香りが楽しめます。甘い香りが苦手な方や、ユニセックスな香りを好む方から特に支持を集めています。


2種類のバームを比較
それぞれの特徴をより分かりやすくするために、以下の表にまとめました。選ぶ際の参考にしてみてください。
| 項目 | N. ナチュラルバーム | N. ナチュラルバーム SC |
|---|---|---|
| テクスチャー | 硬め(手のひらで温めて溶かす) | やや柔らかめ(オリジナル比較) |
| セット力 | 自然な束感とまとまり | 自然な束感と、よりしっとりしたまとまり |
| 香り | マンダリンオレンジ&ベルガモット | セージ&クローブ |
| おすすめのスタイル | 毛先の動き、パーマヘア、まとめ髪 | 毛先の動き、乾燥が気になる髪、まとめ髪 |
| こんな人におすすめ | 柑橘系の香りが好きな方 N.バームを初めて使う方 |
ウッディな香りが好きな方 少しでも柔らかい質感を求める方 |
使用する際の注意点
N. ナチュラルバームはオイルが主成分のため、つけすぎると髪がベタついて重い印象になってしまうことがあります。まずは米粒くらいの少量から試し、毛先を中心に薄く伸ばすようになじませていくのが失敗しないコツです。また、天然由来成分で作られているため、高温多湿や直射日光を避け、開封後は早めに使い切るようにしましょう。
髪以外にも使えるマルチユースなバーム
N. ナチュラルバームの魅力は、ヘアスタイリングだけにとどまりません。手に残ったバームは、そのまま洗い流さずにハンドクリームやネイルオイルとして肌になじませることができます。
天然由来成分でできているため、デリケートな肌にも優しく潤いを与えてくれるとされています。このように、一つ持っているだけで様々な使い方ができるのも、人気の理由の一つです。
あなたに合うのはどれ?N.ナチュラルバームの種類別選び方と使い方
- 髪質・レングスに合わせた選び方
- 好きな香りで選ぶ
- 理想の仕上がり(濡れ髪・束感)で選ぶ
- 基本的なスタイリング方法
- ハンドやボディにも使えるマルチな魅力
髪質・レングスに合わせた選び方
N.(エヌドット)ナチュラルバームは、一つ持っているだけで様々なヘアスタイルに対応できる万能アイテムです。しかし、このバームの魅力を最大限に引き出すためには、ご自身の髪質や髪の長さに合わせた使い方を理解することが何よりも重要になります。
自分の髪に合わないと感じていた方も、使い方を見直すだけで、きっと理想の仕上がりを手に入れられるでしょう。ここでは、あなたにぴったりの選び方とスタイリングのコツをご紹介いたします。
なぜなら、N. ナチュラルバームはシアバターなどの天然由来成分100%で作られており、非常にシンプルな処方だからです。だからこそ、つける量やなじませ方といった少しの工夫で、ウェットな質感からナチュラルな束感まで、仕上がりが大きく変化する特性を持っているのです。
自分の髪の特徴を把握し、それに合った適量を見つけることが、理想のスタイルへの近道と言えます。


髪質に合わせた使い方
髪質によってスタイリングの悩みは様々です。ここでは、髪質ごとのおすすめな使い方を解説します。
硬い髪・多毛の方
髪が硬かったり量が多かったりする方は、パサつきを抑え、しっとりとしたまとまりを与えることを意識しましょう。髪が乾燥しやすく広がりがちなので、適度な油分でコーティングしてあげることが大切になります。
使用量の目安はパール1粒大ほど。手のひらでしっかりとオイル状になるまで温めてから、髪の内側から手ぐしを通すようになじませていきます。最後に、表面の毛や顔周りの後れ毛に軽くつけると、ツヤのある落ち着いたスタイルが完成します。
柔らかい髪・細毛(猫っ毛)の方
髪が柔らかくボリュームが出にくい方は、根元のふんわり感を残しつつ、毛先に束感と動きを出すことがポイントです。オイル分の多いバームを根元からつけてしまうと、重さでぺたんこヘアの原因になってしまいます。
使用量はごく少量、米粒半分くらいから試してみてください。バームを指先に取り、指同士をこすり合わせるようにして温めます。そして、毛先をつまむようにして、束感を出したい部分にだけつけていきましょう。髪全体につけるのではなく、ポイント使いするのが失敗しないコツとなります。
くせ毛・広がりやすい髪の方
くせやうねりを活かしたスタイリングを目指すのがおすすめです。湿気による広がりを抑えながら、自然なウェーブ感をキープすることを目指しましょう。くせ毛の方は髪の水分バランスが乱れやすく、湿気の影響を受けやすい傾向があります。
バームで髪を保湿・コーティングすることで、扱いやすさが格段に向上するでしょう。パール1粒大を目安に、手のひらでよく伸ばしてから、髪全体に優しくもみ込むようになじませます。特に広がりが気になる部分には、少しだけ重ね付けすると効果的です。
髪の長さに合わせた使い方
続いて、髪のレングスに合わせたスタイリングのコツを見ていきましょう。目指すスタイルによって、バームの使い方は変わってきます。
ショート・ボブ
ショートやボブスタイルの方は、毛先に動きと束感を出して、立体的なシルエットを作るのに最適です。米粒1粒程度の少量を指先に取り、襟足やもみあげ、前髪などの毛先をつまんで動きをつけます。トップの髪を少しだけ持ち上げて内側につけると、ふんわりとしたボリュームも出せます。シースルーバングを作る際にも活躍してくれるでしょう。
ミディアム
肩につくくらいのミディアムヘアは、毛先のハネ感を活かしたスタイリングが人気です。使用量の目安は米粒1粒〜パール1粒ほど。手のひらに伸ばしたバームを、毛先中心になじませます。
外ハネにしたい場合は、毛束をねじりながら外側に向かってつけると、カールがキープしやすくなります。髪を結んだ時の後れ毛に少量つけるのもおしゃれな使い方です。
ロング
ロングヘアの方は、広がりやパサつきを抑え、ツヤのあるウェットヘアに仕上げるのがおすすめです。パール1粒大〜を目安に、髪の量に合わせて調整してください。ダメージが気になる中間から毛先にかけて、手ぐしを通すように均一になじませていきます。髪全体にうるおいとまとまりが生まれ、しっとりとした濡れ髪スタイルが簡単に完成します。
髪質・レングス別 使い方のポイント早見表
これまでのポイントを一覧にまとめました。スタイリングの際の参考にしてみてください。
| 髪質 / レングス | おすすめの使用量(目安) | スタイリングのポイント |
|---|---|---|
| 硬い髪・多毛 | パール1粒大〜 | 髪の内側からしっかり馴染ませ、表面のパサつきを抑えます。 |
| 柔らかい髪・細毛 | 米粒半分〜1粒 | 根元を避け、毛先中心に少量つけて束感を出すのがコツです。 |
| くせ毛・広がりやすい髪 | パール1粒大 | 全体に薄くもみ込み、自然なウェーブやカールを活かしましょう。 |
| ショート・ボブ | 米粒1粒〜 | 指先でつまむようにして毛先に動きをつけ、立体感を出します。 |
| ミディアム | 米粒1粒〜パール1粒 | 毛先中心に馴染ませ、外ハネなどのニュアンス作りがおすすめです。 |
| ロング | パール1粒大〜 | 中間から毛先のパサつきを抑え、ツヤのあるウェットヘアに仕上げます。 |
N. ナチュラルバームを使う上での注意点
とても便利なアイテムですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。快適に使うために、以下の点を覚えておきましょう。
- つけすぎは厳禁
最も多い失敗が、量をつけすぎてしまうことです。髪がベタベタになり、洗っていないような印象を与えてしまう可能性があります。まずは「少し足りないかな?」と感じるくらいの少量から始め、必要に応じて足していく方法がおすすめです。 - 酸化に注意する
N. ナチュラルバームは天然由来成分で作られているため、空気に触れると酸化しやすい性質があると言われています。使用後は必ずフタをしっかりと閉め、高温多湿や直射日光を避けて保管してください。開封後はなるべく早めに使い切ることを心がけましょう。 - 肌に合わない可能性も
ハンドクリームとしても使えるほど肌に優しい成分ですが、すべての方にアレルギーが起きないわけではありません。もし使用中にかゆみや赤みなどの異常が現れた場合は、すぐに使用を中止し、専門医に相談することをおすすめします。
知っておくと便利な豆知識
冬場など気温が低い時期には、バームが硬くなって手に取りにくいことがあります。そのような場合は、スパチュラなどで少量削り取り、手のひらの体温でじっくりと温めてください。焦らずゆっくりと温めることで、透明なオイル状になり、髪になじませやすくなります。
前述の通り、スタイリング後に手に残ったバームは、そのままハンドクリームやネイルオイルとしてお使いいただけます。洗い流す必要がなく、手指の保湿ケアまでできるのは嬉しいポイントですね。
好きな香りで選ぶ
N.(エヌドット)ナチュラルバームを選ぶ楽しみの一つに、「香りで選ぶ」という選択肢があります。毎日使うものだからこそ、自分の好きな香りに包まれる時間は、スタイリングを特別なものにしてくれるでしょう。ここでは、それぞれの香りの特徴と、どのような方におすすめかをご紹介していきます。
髪につけた後、手に残ったバームはそのままハンドクリームとしても使えるため、ふとした瞬間に自分の手からお気に入りの香りが漂うのも嬉しいポイントです。そのため、自分の好みやライフスタイルに合った香りを見つけることは、N. ナチュラルバームを最大限に楽しむための鍵と言えるかもしれません。


N. ナチュラルバーム(マンダリンオレンジ&ベルガモットの香り)
まずご紹介するのは、N.シリーズを代表する定番の香りです。蓋を開けた瞬間に広がるのは、マンダリンオレンジとベルガモットが織りなす、フレッシュで爽やかな柑橘系の香り。この香りは性別や年齢を問わず、多くの方に好まれやすいのが大きな特徴となっています。
朝のスタイリングで使えば、気分をリフレッシュさせて一日を気持ちよくスタートできるでしょう。また、強すぎず自然に香るため、オフィスなどの人が集まる場所でも使いやすいです。どの香りにするか迷ったら、まずはこちらを選んでみるのが良いかもしれません。
N. ナチュラルバーム SC(セージ&クローブの香り)
一方で、より落ち着いた大人な香りを求める方には、こちらの「SC」がおすすめです。セージ&クローブの香りは、ハーブのスッキリ感とスパイスの深みが合わさった、ウッディで落ち着きのある印象を与えます。
甘い香りが少し苦手という方や、ユニセックスで使える香りが好きな方にぴったりです。心を落ち着かせてくれるような穏やかな香りは、リラックスしたい夜のヘアケアや、休日のゆったりとしたスタイリングにも適しています。パートナーと共有で使うのも素敵な選択肢になります。
N. ナチュラルバーム UK(アーバンローズの香り)
「UK」は、上品で華やかな香りが好きな方のために作られた一品です。もともとは数量限定で登場した香りでしたが、その人気から定番商品となりました。洗練されたアーバンローズの香りは、ただ甘いだけでなく、凛とした気品を感じさせます。
女性らしさを引き立ててくれるような優雅な香りは、お出かけ前や特別な日のスタイリングに使うと、気分を一層高めてくれることでしょう。ローズの香りが好きな方はもちろん、普段はフローラル系を選ばない方でも試してみる価値のある、現代的で魅力的な香りです。
香りの特徴を一覧でチェック
それぞれの香りの特徴を比較しやすいように、表にまとめてみました。あなたの好みはどれに当てはまるか、ぜひ確認してみてください。
| 商品名 | 香りの系統 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| N. ナチュラルバーム | 柑橘系(マンダリンオレンジ&ベルガモット) | 初めて使う方、爽やかな香りが好きな方、万人受けする香りが良い方 |
| N. ナチュラルバーム SC | ウッディ・スパイシー系(セージ&クローブ) | 落ち着いた香りが好きな方、甘い香りが苦手な方、ユニセックスで使いたい方 |
| N. ナチュラルバーム UK | フローラル系(アーバンローズ) | 上品で華やかな香りが好きな方、女性らしい気分を高めたい方、特別な日に使いたい方 |


香りで選ぶ際の注意点
香りの感じ方には個人差があります。そのため、可能であれば購入前に美容室などで実際の香りを試してみることをおすすめします。また、普段お使いの香水や他のヘアケア製品との香りの相性も考慮すると、より満足のいく選択ができるでしょう。特に香りに敏感な方は、テスターで少量試してから判断するのが安心です。
理想の仕上がり(濡れ髪・束感)で選ぶ
N.(エヌドット)のナチュラルバームを選ぶ際、多くの方がどのような仕上がりになるのかを気にされることでしょう。実は、N. ナチュラルバームは使い方次第で、トレンドの「濡れ髪」から、動きのある「束感」スタイルまで、幅広い表現を可能にする非常に優れたアイテムです。
ここでは、あなたのなりたい理想の仕上がりに合わせて、N. ナチュラルバームを使いこなす方法を詳しく解説していきます。
なぜなら、N. ナチュラルバームは天然由来成分100%で作られたシンプルな処方でありながら、使う量や髪へのなじませ方を変えるだけで、質感を自在にコントロールできるからです。一つのアイテムで様々な表情を楽しめるのが、多くの人に愛される理由の一つと言えます。


しっとりとした「濡れ髪・ツヤ感」を演出したい場合
結論から言うと、今っぽいウェットな質感を出すには、N. ナチュラルバームをしっかりオイル状にしてから髪になじませることが重要になります。バームに含まれるシアバターなどの保湿成分が、髪の表面をコーティングし、光をきれいに反射させることで、濡れたようなみずみずしいツヤを表現してくれるのです。
具体的な使い方としては、まずパール粒大くらいの量を指で取ります。そして、手のひらで両手をこすり合わせるようにして、バームの固形感がなくなり、完全に透明なオイル状になるまでしっかりと温めてください。
このひと手間が、髪に均一になじませ、ベタつきを防ぐための大切な工程となります。オイル状になったバームを、髪の中間から毛先にかけて、内側から手ぐしを通すようにつけていくと、自然なツヤ感が生まれます。
濡れ髪スタイルの注意点
ウェット感を出すために量を多く使いがちですが、つけすぎは禁物です。特に髪の根元や頭皮近くにつけてしまうと、ボリュームがなくなったり、清潔感を損なったりする原因になります。あくまで毛先を中心に、少しずつ足していくように調整しましょう。
空気感のある「束感・動き」を表現したい場合
一方で、髪に自然な動きや立体感のある束感を出したい場合は、ごく少量のバームを指先で使うのがコツです。N. ナチュラルバームは程よいセット力も持ち合わせているため、毛束をまとめつつ、軽やかな質感をキープするのに役立ちます。
スタイリング方法としては、米粒半分くらいの本当に少ない量から試してみましょう。バームを指先に取り、指の間までのばします。そして、仕上げたい毛束をつまんだり、ねじったりするようにして、髪に動きをつけていきます。この方法なら、前髪に絶妙なシースルー感を出したり、顔周りの髪にニュアンスを加えたりするのも簡単です。
つけすぎると重くなってしまうので、あくまで「少し足りないかな?」と感じるくらいでやめておくのが、ふんわり感を出すポイントです。
仕上がり別!使い方のポイントまとめ
N. ナチュラルバーム一つで理想のスタイルを叶えるための、使い方の違いをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
| ポイント | 濡れ髪・ツヤ感 | 束感・動き |
|---|---|---|
| 使用量の目安 | パール粒大〜 | 米粒半分〜 |
| 溶かし方 | 手のひら全体で完全にオイル状にする | 指先から指の間まで軽くなじませる |
| つける場所 | 髪の中間〜毛先が中心 | 動きを出したい毛先や前髪 |
| なじませ方 | 手ぐしで全体に均一に広げる | 指で毛束をつまむ・ねじる |
このように、N. ナチュラルバームは、あなたの「なりたい」に合わせて使い方を工夫できる万能なスタイリング剤です。最初は少量から試してみて、ご自身の髪の長さや量に合った最適な使い方を見つけてみてください。これ一つで、毎日のヘアアレンジの幅がぐっと広がることでしょう。
基本的なスタイリング方法
N.(エヌドット)のナチュラルバームを使ったスタイリングは、実はとてもシンプルです。基本は「適量を手に取り、手のひらでしっかりと温めてから髪になじませる」という手順を踏むだけで、誰でも簡単にプロのような自然なツヤとまとまりのあるスタイルを作ることが可能になります。
なぜなら、バームは常温では固形のテクスチャーをしているため、そのまま髪につけようとすると、一部分にだけ固まって付着してしまい、ベタつきやムラの原因になってしまうからです。手のひらで体温を利用してじっくりと温めることで、バームはなめらかなオイル状に変化します。
このひと手間を加えることが、髪全体に均一に成分を届け、ナチュラルで美しい仕上がりを実現するための最も重要なポイントと言えるでしょう。


ステップ1:適量を爪で取る
まずは、スタイリングに必要な量のバームを取ります。髪の長さや量によって最適な量は異なりますが、最初は少量から試すのが失敗しないコツです。つけすぎてしまうと重たい印象になってしまうため、足りなければ後から少しずつ足していくように調整してください。
使用量の目安
髪の長さに応じた使用量の目安は以下の通りです。
- ショートヘア:小豆1粒大くらい
- ミディアムヘア:パール1粒大くらい
- ロングヘア:パール1粒大~2粒大くらい
※あくまで目安なので、ご自身の髪質や毛量に合わせて微調整してください。
ステップ2:手のひらで温めてオイル状にする
次に、取ったバームを手のひらに乗せ、両手を合わせてこするようにしながら体温で温めます。バームが固形の状態から、完全に透明なオイル状になるまで、じっくりと溶かしてください。このとき、指の間までしっかりと伸ばしておくことも大切です。こうすることで、後から髪になじませる際に、手ぐしを通すだけで髪の内側まで均一に塗布できます。
ステップ3:髪の内側からなじませる
バームがオイル状になったら、いよいよ髪につけていきます。ここでのポイントは、髪の表面からではなく、まず内側からつけることです。襟足や耳の後ろあたりから手を入れて、髪の内側から毛先に向かって手ぐしを通すようになじませていきましょう。
特にパサつきが気になる毛先には、優しく揉み込むようにしてつけると、しっとりとまとまりのある質感になります。最後に、手のひらにわずかに残ったバームを使って、前髪や顔周りのおくれ毛、そして髪の表面をなでるようにして整えると、自然なツヤと束感のあるスタイルが完成します。
スタイリング時の注意点
ナチュラルバームを使う際は、いくつかの注意点があります。まず、前述の通り、一度にたくさんつけすぎないことが重要です。重さでスタイルが崩れたり、ベタついて清潔感が失われたりする原因になります。
また、髪の根元や頭皮に直接つけるのは避けましょう。根元につけるとボリュームダウンにつながり、ペタッとした印象になってしまいます。バームは主に髪の中間から毛先に使用するものと覚えておくと良いです。
応用編:様々なスタイルの作り方
基本的な使い方をマスターすれば、少しの工夫で様々なヘアスタイルに応用できます。
- ウェットヘア(濡れ髪)にしたい場合:乾いた髪に通常より少し多めのバームをなじませると、トレンド感のあるウェットな質感を演出できます。毛先を中心に束感を作るようにスタイリングするのがポイントです。
- パーマや巻き髪を活かしたい場合:カールをキープしつつ、パサつきを抑えたいときにも活躍します。カールをほぐしながら、揉み込むようにバームをなじませると、リッジが際立ち、ツヤのある柔らかな動きを表現することが可能です。
- まとめ髪の仕上げに:ポニーテールやお団子ヘアにした後、おくれ毛やえりあしの髪に少量なじませるだけで、こなれ感が一気にアップします。また、アホ毛を抑えるのにも役立ちます。
このように、N. ナチュラルバームは一つのアイテムで多様なスタイリングを楽しめるのが魅力です。基本的な使い方をしっかりと押さえて、日々のヘアアレンジにぜひ活用してみてください。
ハンドやボディにも使えるマルチな魅力
N.(エヌドット)のナチュラルバームは、優れたヘアスタイリング剤として知られていますが、その魅力は髪だけにとどまりません。実は、髪につけた後、残ったバームをそのままハンドケアやボディケアに使えるという、非常に便利なマルチユースアイテムなのです。
この記事では、N.ナチュラルバームが持つ、全身に使える魅力について詳しく解説していきます。


なぜ全身に使えるの?その理由は「天然由来成分」
N.ナチュラルバームが髪以外の場所にも安心して使用できる理由は、その主成分にあります。このバームは、シアバターやホホバ種子油、ミツロウといった、保湿効果が高いことで知られる天然由来の成分を中心に作られています。
これらの成分は、化粧品やスキンケア製品にも広く利用されており、肌に潤いを与え、乾燥から守る働きが期待できるものです。化学的な添加物を極力抑えたシンプルな処方だからこそ、デリケートな肌にも使いやすいという特徴を持っています。そのため、ヘアスタイリング後に手を洗う必要がなく、そのままハンドクリームとして活用できるのです。
具体的な活用法:こんな使い方もできる!
それでは、ヘアスタイリング以外にどのような使い方ができるのでしょうか。ここでは、代表的な活用法をいくつか紹介します。
ハンド&ネイルケアに
最も手軽で一般的な使い方が、ハンドケアです。髪を整えた後、手のひらに残ったバームを、手の甲や指、爪の周りまで丁寧になじませてみてください。特に乾燥しやすい指先や、ささくれが気になる甘皮部分に塗り込むことで、しっとりとした潤いを与えるネイルオイルのような役割も果たしてくれます。
ボディの集中保湿に
乾燥が特に気になる部分のボディケアにも最適です。例えば、ひじやひざ、かかとといった角質が硬くなりやすい部分に、お風呂上がりの清潔な肌へ塗り込んでみましょう。固めのテクスチャーが肌の温度でじんわりと溶け、潤いのヴェールで肌を包み込み、なめらかな状態へと導く手助けをします。
練り香水のように香りを楽しむ
N.ナチュラルバームは、マンダリンオレンジ&ベルガモットなど、心地よい香りが特徴です。この香りを活かして、少量を手首や首筋、耳の後ろなどになじませることで、練り香水のようにふんわりと香りを楽しむ使い方もできます。強すぎない自然な香りなので、普段香水をつけない方にもおすすめです。


マルチユースだからこその注意点
非常に便利なN.ナチュラルバームですが、使用する際にはいくつか知っておきたい注意点があります。メリットだけでなく、デメリットとなりうる点も理解した上で上手に活用しましょう。
使用前のパッチテストを推奨
天然由来成分が中心とはいえ、すべての方の肌に合うとは限りません。特に敏感肌の方やアレルギーが心配な方は、腕の内側など目立たない部分で少量を試し、肌に異常が出ないかを確認するパッチテストを行ってから使用することをおすすめします。
テクスチャーとコストパフォーマンス
ヘアスタイリング剤としてのテクスチャーなので、ボディクリームとして広範囲に伸ばすには少し硬く感じる場合があります。手のひらで十分に温めてから使うと、伸びが良くなります。また、全身に毎日使うとなると、専用のボディクリームに比べて内容量が少なく、コストパフォーマンスが気になるかもしれません。
公式で推奨されていない使い方
一部ではリップクリーム代わりに使用する方もいるようですが、唇などの粘膜に近いデリケートな部分への使用は、メーカーが公式に推奨している使い方ではありません。使用する場合は、ご自身の判断と責任において行ってください。
このように、N.ナチュラルバームは一つ持っているだけで、ヘアスタイリングから全身の保湿ケアまでこなせる優れたアイテムです。注意点をしっかり守りながら、そのマルチな魅力を最大限に活用して、日々のケアを楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ:N. ナチュラルバームの種類を知って理想のヘアスタイルへ
N. ナチュラルバームは天然由来成分で髪や肌に優しく、スタイリングと保湿を両立します。定番の柑橘系、SCのウッディ系など香りで選べ、髪質や理想の仕上がりに応じた使い方で、濡れ髪や束感を自在に表現できます。一つで全身ケアも可能な万能アイテムです。
- 天然由来成分100%で作られたマルチユースなバーム
- 手のひらで温めてオイル状にしてから髪になじませる
- 定番はマンダリンオレンジ&ベルガモットの爽やかな香り
- SCはセージ&クローブの落ち着いたウッディ系の香り
- URはアーバンローズの上品で洗練された華やかな香り
- 自然な束感やウェット感を演出しこなれ感を出すのに最適
- 髪を固めずに適度なまとまりと動きをキープするセット力
- スタイリング後に手に残ったバームはハンドケアに使える
- つけすぎるとベタつくため少量から試すことが失敗しないコツ
- 硬い髪や多毛の方は内側からなじませてパサつきを抑える
- 柔らかい髪質の方は根元を避け毛先に少量だけポイント使い
- 濡れ髪にしたい場合はオイル状にして中間から毛先につける
- 束感を出すならごく少量を指先でつまむようにスタイリング
- 通常サイズと持ち運びに便利なミニサイズの2種類から選べる
- 天然成分のため高温や直射日光を避け開封後は早めに使い切る






