お弁当のふたを開けた瞬間の、お子様のキラキラした笑顔を想像してみてください。大好きなディズニープリンセスが目の前に現れたら、きっと忘れられない特別な思い出になるはずです。でも、「プリンセスのキャラ弁なんて難しそう…」「不器用だから自信がない…」と感じていませんか?ご安心ください。
この記事を読めば、キャラ弁初心者の方でも、驚くほど簡単にかわいいプリンセス弁当が作れるようになります。
まずは、キャラ弁作りに欠かせない、これだけは揃えたい基本の道具リストからご紹介。そして、プリンセス作りで最も重要なきれいな肌色ごはんの作り方や、天然の食材を使ったドレスや髪の毛の色付けテクニックを丁寧に解説します。
表情を左右する海苔やチーズで作る繊細な顔パーツのコツを押さえ、最後にお弁当箱に崩れず詰めるためのポイントを学べば、誰でも失敗なく仕上げることができます。
さらに記事の後半では、具体的なアレンジレシピも豊富にご紹介。長い髪がポイントのラプンツェル弁当や、赤い髪が印象的なアリエル弁当、そしてドレスが華やかなシンデレラ弁当まで、人気のプリンセスが勢ぞろい。
ケチャップライスを活用したオムライスで簡単なベル風弁当や、物語の世界観を表現するためにりんごも添えた白雪姫弁当など、明日からすぐに真似したくなるアイデアが満載です。
さあ、この記事を最後まで読んで、まとめとして愛情たっぷりの我が家のキャラ弁ディズニープリンセスで特別な日にしてあげましょう。お子様の最高の笑顔を引き出すための、魔法のようなコツとレシピがここに詰まっています。
- 100均でも揃うキャラ弁作りの基本道具と裏技がわかる
- 身近な食材だけでプリンセスの肌色やドレスを再現するテクニック
- 海苔やチーズで作る繊細な顔パーツを綺麗に仕上げる秘訣
- お昼まで可愛いをキープできる崩れない詰め方のコツ
目次
キャラ弁初心者でも簡単!ディズニープリンセスを可愛く作るコツ
- これだけは揃えたい!基本の道具リスト
- きれいな肌色ごはんの作り方
- 食材を使ったドレスや髪の毛の色付けテクニック
- 海苔やチーズで作る繊細な顔パーツのコツ
- お弁当箱に崩れず詰めるためのポイント
これだけは揃えたい!基本の道具リスト
ディズニープリンセスのキャラ弁作りに挑戦したいけれど、「特別な道具がたくさん必要そう…」とためらっていませんか?実は、普段使っている調理器具に少しプラスするだけで、驚くほど素敵なプリンセス弁当が作れるようになります。
ここでは、キャラ弁初心者さんでも安心して始められるように、これだけは揃えておきたい基本の道具を厳選してご紹介します。


食材をカット・成形するための道具
プリンセスの繊細な表情やドレスのラインを作るために、カットや成形に使う道具はとても重要です。手作業だけでは難しい細かい作業も、道具を使えばぐっと楽になります。
デザインナイフ(アートナイフ)
海苔や薄焼き卵、チーズなどを細かくカットする際に欠かせないアイテムです。カッターナイフよりも刃先が鋭く、小回りが利くため、プリンセスの目や口、髪の毛の流れるようなラインといった曲線的なパーツを作るのに最適です。例えば、ラプンツェルの長い髪の毛の繊細な線を表現するのに役立ちます。
キャラ弁用ハサミ
眉毛やまつ毛など、海苔で小さなパーツを作る際に便利なのが、刃先がカーブした小さなハサミです。もちろん、清潔な眉毛用ハサミを食品専用として使うのも一つの方法でしょう。
ピンセット
キャラ弁作りの必需品と言っても過言ではないのがピンセットです。カットした海苔の目や、ゴマ、ぶぶあられといった小さなパーツを正確な位置に乗せるために使います。指でつまむと崩れてしまったり、思った場所に乗せられなかったりするストレスから解放されます。
各種 型抜き
ハムやチーズ、野菜などを可愛らしい形に抜くための道具です。プリンセスのドレスの飾り付けに使えるハート型や花型、背景を華やかにする星型などがあると、一気にお弁当が可愛らしく仕上がります。特に、大きさの違う丸い型抜きは、目の土台や頬など、様々なパーツに応用できて非常に便利です。
色付け・デコレーションのための道具
プリンセスの世界観を表現するには、彩りが欠かせません。シンデレラの青いドレスや、ベルの黄色いドレスなど、それぞれのプリンセスを象徴する色を表現するためのアイテムを紹介します。
食用色素(フードカラー)
ご飯やはんぺん、薄焼き卵などを好きな色に染めることができます。粉末タイプや液体タイプなどがありますが、少量でしっかり色が付くので、爪楊枝の先で少しずつ混ぜて色の濃さを調整するのがコツです。
デコレーションペン(デコペン)
チョコレートを溶かして使うペンのようなアイテムで、速乾性のものがキャラ弁には便利です。細かい文字や模様を描くのに適しており、プリンセスのドレスの模様を描いたり、目の中に光を入れたりするのに活躍します。
ぶぶあられ
お茶漬けなどに入っている小さなあられのことです。カラフルなものが多く、ドレスに散らせばキラキラした装飾になったり、ティアラやネックレスの宝石になったりと、手軽に華やかさをプラスできる万能アイテムになります。
まずはこの3つから揃えよう!
- ピンセット: 細かいパーツの配置が格段に楽になります。
- デザインナイフ: 海苔やチーズの繊細なカットに必須です。
- 丸い型抜き(大小): 応用範囲が広く、様々なパーツ作りに役立ちます。
もし、どの道具から揃えたら良いか迷ったら、まずはこの3点を100円ショップなどで探してみてください。これらがあるだけで、作れるキャラ弁の幅が大きく広がります。
あると便利なその他の道具
必須ではありませんが、持っていると作業効率が上がったり、表現の幅が広がったりする便利な道具もあります。
- クッキングシート: プリンセスのイラストを写し、食材の上に乗せてカットする際の「下絵」として使えます。
- 細いストロー: チーズやハムを小さく丸く抜くのに便利です。目の光や、頬のチークなどを表現するのに役立ちます。
- ラップ: ご飯を握って形を整える際に、直接手が触れないので衛生的です。また、少量のご飯を色付けする際にも、ラップの上で混ぜると洗い物が少なくて済みます。
- マヨネーズやケチャップの細口キャップ: 100円ショップなどで手に入る、市販のチューブに取り付けるキャップです。これを使えば、マヨネーズなどで細い線が描けるようになります。
| 道具の種類 | 主な用途 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| デザインナイフ | 海苔、チーズ、薄焼き卵などの細かいカット | プリンセスの繊細な表情や髪の毛の表現に不可欠。 |
| ピンセット | 海苔やゴマなど小さなパーツの配置 | 作業効率が飛躍的にアップし、仕上がりがきれいになる。 |
| 型抜き | ハム、チーズ、野菜などの成形 | ドレスの飾りや背景作りに。丸型は特に応用範囲が広い。 |
| 食用色素 | ご飯、はんぺんなどの色付け | プリンセスのドレスの色を忠実に再現できる。 |
道具選びと管理の注意点
キャラ弁に使う道具は、口に入るものを作るためのものですから、衛生管理がとても大切です。使用後はきれいに洗浄し、よく乾かしてから清潔な場所に保管してください。特に、デザインナイフの刃は錆びやすいので、水分をしっかり拭き取ることが重要です。
また、小さなお子さんがいるご家庭では、刃物やピンセットなどの道具の管理に十分注意しましょう。
きれいな肌色ごはんの作り方

ディズニープリンセスのキャラ弁作りで、多くの方が最初にぶつかる壁が「肌の色」の表現ではないでしょうか。結論から言うと、この肌色はめんつゆやケチャップなど、ご家庭に常備されていることが多い食材で手軽に再現できます。
なぜなら、これらの調味料は少量で自然な色合いを出しやすく、ごはんの味付けも同時にできるため、とても効率が良いからです。わざわざ特別な着色料を用意する必要はなく、思い立った時にすぐ作れる手軽さが魅力と言えるでしょう。ここでは、具体的な作り方の手順や、食材ごとの色の違い、上手に仕上げるためのコツを詳しく解説していきます。
めんつゆ・醤油で作る基本の肌色
最も手軽で基本的な方法が、めんつゆや醤油を使うやり方です。和風の優しい味わいになるため、他のおかずとも馴染みやすい特徴があります。
作り方は非常にシンプルで、温かいごはんにめんつゆ(または醤油)を1滴ずつ垂らし、その都度よく混ぜて色の具合を確認するだけです。ポイントは、必ず温かいごはんを使うこと。冷たいごはんだと調味料が混ざりにくく、色ムラの原因になってしまいます。
また、めんつゆは醤油よりも出汁の風味と甘みがあるので、お子様向けのキャラ弁には特におすすめです。ベルやシンデレラのような、少し落ち着いたトーンの肌色を表現するのに適しています。
ケチャップで作る血色の良い肌色
一方で、アリエルやラプンツェルのように、少しピンクがかった健康的な肌色を表現したい場合には、ケチャップが活躍します。ケチャップライスと聞くと濃いオレンジ色を想像するかもしれませんが、ほんの少しだけ使うのがポイントです。
こちらもめんつゆと同様に、温かいごはんに爪楊枝の先で取るくらいの少量のケチャップを加え、全体が均一な薄いオレンジ色になるまでしっかりと混ぜ合わせます。ケチャップは粘度が高いため、特に丁寧に混ぜる必要があります。
ほんのりとした酸味と甘みが加わり、洋風のおかずとの相性も抜群になります。入れすぎてしまうと味が濃くなりすぎるので、少しずつ調整することを心がけましょう。
鮭フレーク・桜でんぶで作るピンク系の肌色
少し変わった方法として、鮭フレークや桜でんぶをごはんに混ぜ込むやり方もあります。これらは、オーロラ姫のような可愛らしいピンク系の肌色を作りたい時にぴったりです。
市販の鮭フレークを細かくほぐすか、すり鉢で軽くすりつぶしてからごはんに混ぜ込むと、自然なピンク色の肌ごはんが出来上がります。鮭の塩気と風味が良いアクセントになります。桜でんぶを使う場合は、甘みが強いので、混ぜる量には注意が必要です。どちらも、食材の粒が残らないようにしっかり混ぜ込むのが綺麗に仕上げるコツです。
- 温かいごはんに、着色したい食材を「ごく少量」加える。
- 色ムラがなくなるまで、お箸やしゃもじで切るように混ぜる。
- 色の濃さを見ながら、少しずつ追加して理想の色に調整する。
焦って一度にたくさん入れず、根気よく調整することが成功への近道です。
このように、使用する食材によって肌の色合いや風味が大きく変わります。作りたいプリンセスのイメージに合わせて、どの方法が最適か選んでみてください。
| 使用する食材 | 色合いの特徴 | 味の特徴 | おすすめのプリンセス |
|---|---|---|---|
| めんつゆ・醤油 | ナチュラルなベージュ系 | 和風(出汁・醤油) | 白雪姫、ベル、シンデレラ |
| ケチャップ | オレンジ・ピンク系 | 洋風(トマトの酸味と甘み) | アリエル、ラプンツェル |
| 鮭フレーク | 淡いピンク系 | 和風(塩味・魚の風味) | オーロラ姫、ジャスミン |
| 桜でんぶ | 鮮やかなピンク系 | 甘みが強い | オーロラ姫(特に可愛らしく仕上げたい場合) |
また、鮭フレークなどを使用する際は、原材料を確認し、アレルギーにも注意してください。混ぜムラがあると見た目が損なわれるため、均一に混ぜることを徹底しましょう。
例えば、ジャスミンやモアナは健康的な日焼け肌、白雪姫は名前の通り透き通るような色白肌です。キャラ弁のクオリティをさらに高めるには、めんつゆにほんの少しだけケチャップを混ぜて赤みを足すなど、複数の食材を組み合わせてキャラクターに合わせた微妙な色調整に挑戦してみるのも面白いでしょう。
最初は色の調整が少し難しく感じるかもしれませんが、何度か試すうちに必ずコツを掴めるようになります。今回ご紹介した方法を参考に、ぜひあなただけの素敵なプリンセスキャラ弁作りに挑戦してみてください。
食材を使ったドレスや髪の毛の色付けテクニック
ディズニープリンセスのキャラ弁を作る上で、最も心を配る部分の一つが、華やかなドレスや美しい髪の毛の表現ではないでしょうか。結論から言うと、市販の着色料に頼らなくても、身近な食材を上手に活用するだけで、驚くほど豊かで自然な色彩を再現することが可能です。
なぜなら、天然の食材が持つ本来の色合いは、見た目に優しいだけでなく、お子さまが口にするものとして安心感があるからです。また、食材の風味を活かすことで、お弁当全体の味にも深みとバリエーションが生まれます。ここでは、誰でも挑戦しやすい食材を使った色付けの具体的なテクニックを紹介していきます。


ドレスを彩る!色別・食材活用術
プリンセスの象徴であるドレスは、キャラ弁の主役です。色ごとに使える食材を知っておけば、様々なプリンセスに応用できます。
例えば、ベルの黄色いドレスは薄焼き卵で作るのが定番です。卵を焼く際に少しだけ片栗粉を混ぜると、破れにくく扱いやすいシートになります。これをフリルのように重ねたり、型抜きで模様をつけたりすると、より豪華な印象に仕上がります。他にも、マッシュしたかぼちゃやチェダーチーズを使っても、鮮やかな黄色を表現できます。
一方で、シンデレラやエルサの青・水色のドレスは、食材で表現するのが難しい色の一つです。しかし、紫キャベツを茹でた汁を使うという方法があります。
この茹で汁は、レモン汁など酸性のものを加えるとピンク色に、逆に少量の中華麺(かんすい)などを加えると青色に変化する性質を持っています。この性質を利用して、ご飯やかまぼこを染めると、自然な青色を作り出すことが可能です。
他にも、オーロラ姫のようなピンク色のドレスは、ハムやカニカマの赤い部分、桜でんぶを使うと簡単に作れます。鮭フレークを混ぜ込んだご飯も、優しいピンク色になるのでおすすめです。
| ドレスの色 | 主なプリンセス | おすすめの食材 |
|---|---|---|
| 黄色 | ベル、白雪姫 | 薄焼き卵、かぼちゃ、チェダーチーズ、コーン |
| 青・水色 | シンデレラ、エルサ、ジャスミン | 紫キャベツの茹で汁、市販のデコふり、かまぼこ(青) |
| ピンク | オーロラ姫 | 桜でんぶ、ハム、鮭フレーク、ビーツ |
| 緑 | ティアナ、アリエル(人魚の尾) | ほうれん草、枝豆、ブロッコリー |
| 紫 | ラプンツェル | 紫芋、紫キャベツ |
髪の毛を表現する!質感と色のテクニック
プリンセスの個性を決定づける髪の毛も、食材で工夫してみましょう。色だけでなく、髪の毛の流れや質感を意識することがポイントになります。
ラプンツェルの長いブロンドヘアは、錦糸卵(薄焼き卵の細切り)で表現するのが最適です。三つ編みにしたり、ウェーブをつけたりとアレンジも自由自在。もっと手軽に作りたい場合は、そうめんを茹でてから醤油やめんつゆで軽く色付けする方法もあります。
また、白雪姫やジャスミンのような黒髪は、海苔を使うのが一番です。細かい部分は、眉毛カット用のハサミやクラフトパンチを使うと、綺麗なラインで切り抜くことができます。昆布の佃煮やひじきの煮物を使えば、しっとりとした髪の質感を出すことも可能です。
ベルのような茶色い髪は、おかかを混ぜた醤油ご飯や、鶏そぼろ・豚そぼろで表現します。そぼろを使うと、ふんわりとした立体感が出るのでおすすめです。そして、アリエルの特徴的な赤髪は、ケチャップライスや鮭フレーク、カニカマの赤い部分を細かくほぐして使うと、雰囲気が出ます。
- 発色の限界: 合成着色料に比べると、色合いが淡かったり、時間が経つと変色したりすることがあります。特に青系の色は鮮やかさを保つのが難しいです。
- 味への影響: 食材によっては、特有の味や香りが強く出てしまう場合があります。例えば、紫キャベツの茹で汁は少し風味が残ることがあるため、少量から試すなど、お弁当全体の味のバランスを考慮する必要があります。
- 手間の問題: 食材を茹でたり、ペースト状にしたりと、下準備に少し手間がかかることがあります。時間に余裕を持って計画を立てることが大切です。
このように、普段使っている食材でも、組み合わせや使い方を少し工夫するだけで、ディズニープリンセスの世界観を表現できます。最初は難しいと感じるかもしれませんが、まずは作りやすいプリンセスから挑戦してみてはいかがでしょうか。お子さまの喜ぶ顔を思い浮かべながら、楽しみながら作ることが一番のコツです。
海苔やチーズで作る繊細な顔パーツのコツ
ディズニープリンセスのキャラ弁作りで、多くの方が一番苦労するのが「顔のパーツ」ではないでしょうか。特に、海苔やチーズで作る繊細な目や口は、少しのズレで表情が全く変わってしまうため、非常に神経を使います。しかし、いくつかのコツと下準備さえ押さえておけば、驚くほど綺麗に仕上げることが可能です。
なぜなら、海苔やチーズはとてもデリケートな食材で、温度や湿度の影響を受けやすいからです。例えば、海苔は湿気で縮んだり、チーズは手の温度で溶けてしまったりします。これらの食材の特性を理解し、適切に対処することが、プリンセスの美しい表情を再現する鍵となるのです。
ここでは、初心者の方でも挑戦しやすい、海苔やチーズを使った繊細な顔パーツ作りの具体的なコツをご紹介していきます。


海苔パーツを美しく切り抜くための下準備
プリンセスの印象を決める目や眉毛、髪の毛のラインは、主に海苔で作ります。この海苔のカットが成功すれば、完成度は8割決まったと言っても過言ではありません。
まずは、下準備から始めましょう。作りたいプリンセスのイラストを用意し、クッキングシートに写し絵をします。この時、目や眉、口といったパーツごとに分けて描いておくと、後の作業がとても楽になります。
次に、このクッキングシートを海苔の上に重ね、デザインナイフや先の細いハサミで丁寧にカットしていきます。味付け海苔は湿気やすく破れやすいので、パリッとした焼き海苔を使うのがおすすめです。もし海苔が湿気て切りにくい場合は、一度軽く火で炙るか、冷蔵庫で少し冷やすとパリッとして扱いやすくなります。
海苔カットの裏技
海苔をスライスチーズに貼り付けてから、一緒にカットする方法も非常に有効です。チーズが台紙代わりになることで海苔が安定し、細い線でも切れにくくなります。カット後は、爪楊枝などでそっとチーズから海苔を剥がして使いましょう。
チーズパーツの正確なカットと配置のコツ
白目やハイライトなど、顔に立体感と生命感を与えるのがチーズの役割です。スライスチーズは柔らかく、形が崩れやすいため、こちらも丁寧な作業が求められます。
チーズをカットする際は、冷蔵庫でしっかり冷やしてから作業を始めるのが鉄則です。これによりチーズが硬くなり、ベタつかずに綺麗に型抜きやカットができます。白目などの円形は、サイズの合うストローを型抜き代わりに使うと便利です。ストローの先を少し潰して楕円にすれば、目の形に応用も利きます。
もし複雑な形にカットしたい場合は、海苔と同様にクッキングシートの下絵をチーズに乗せ、爪楊枝の先で軽く跡をつけます。この跡に沿ってデザインナイフで切れば、フリーハンドよりもずっと正確な形に仕上がります。
そして重要なのが配置のタイミング。チーズはご飯の熱で溶けてしまうため、お弁当のご飯が完全に冷めてから、最後に乗せるようにしてください。配置にはピンセットを使うと、指の熱が伝わるのを防ぎ、正確な位置に置くことができます。
あると全然違う!便利な道具と裏技
キャラ弁作りは、普段の料理とは少し違う、工作に近い作業です。そのため、専用の道具があると作業効率と完成度が劇的に向上します。もちろん、全てを揃える必要はありませんが、特に以下のアイテムは持っていると心強いでしょう。
| 道具名 | 主な用途 | ワンポイントアドバイス |
|---|---|---|
| デザインナイフ | 海苔やチーズの細かいカット | 100円ショップでも手に入ります。刃先が鋭いので扱いには注意しましょう。 |
| ピンセット | 細かいパーツの配置 | 先端が細く、まっすぐなものがおすすめです。衛生的に使えるよう、食品用にしましょう。 |
| 眉毛用ハサミ | 海苔の曲線カット | カーブした刃先が、まつ毛などの繊細なカーブを切るのに最適です。 |
| クッキングシート | 下絵の作成 | イラストを写し、食材の上に乗せてガイドとして使います。 |
| 爪楊枝 | チーズへの下書き、パーツの微調整 | 少量のマヨネーズを付けて、パーツを固定する際の接着剤代わりにもなります。 |
衛生管理には細心の注意を
デザインナイフやハサミ、ピンセットなど、食材に直接触れる道具は、必ず使用前にアルコール消毒するなどして清潔に保ってください。できれば、食品専用のものを用意すると、より安心して使うことができます。
これらの道具とテクニックを駆使すれば、今まで諦めていたディズニープリンセスの繊細な表情も、きっと再現できるはずです。最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくればどんどん上達していきます。ぜひ、愛情のこもった素敵なキャラ弁作りに挑戦してみてください。
お弁当箱に崩れず詰めるためのポイント
せっかく時間をかけて作ったディズニープリンセスのキャラ弁が、お昼の時間に崩れてしまっていたら悲しいですよね。実は、お弁当を綺麗な状態で保つ秘訣は、「詰める順番」と「すき間をなくすこと」にあります。この2つのポイントを意識するだけで、お弁当箱の蓋を開けたときのがっかり感をなくすことができるのです。
なぜなら、お弁当は持ち運ぶ間にどうしても揺れてしまいます。お弁当箱の中にすき間があると、おかず同士がぶつかり、繊細に作ったプリンセスの顔やドレスのデザインが崩れる原因になります。これを防ぐためには、おかずをパズルのように組み合わせて、お弁当箱の中で動かないようにしっかりと固定する必要があります。


崩れを防ぐ「詰め方」の基本ステップ
それでは、具体的にどのような順番で詰めていけば良いのでしょうか。基本は「大きいものから小さいものへ」と覚えておくと簡単です。
まず最初に、お弁当箱の土台となるご飯やパスタなどの主食を詰めます。プリンセスのドレス部分をご飯で表現する場合などは、この段階で形を整えておきましょう。ご飯をしっかり敷き詰めることで、他のおかずが安定しやすくなります。
次に詰めるのは、唐揚げやハンバーグといった、形のしっかりした大きめのおかず(主菜)です。主食の隣に配置して、お弁当全体の骨格を作っていきます。
そして、主菜の周りに、卵焼きや温野菜など比較的小さなおかず(副菜)を配置します。おかず同士が寄り添うように置くのがポイントです。
最後に、残った小さなすき間を埋めていきます。ミニトマトやブロッコリーの小房、枝豆などが活躍します。これらの「すき間埋めおかず」が、他のおかずを固定する「くさび」の役割を果たしてくれるでしょう。
詰める順番のまとめ
| 順番 | 詰めるもの | ポイント |
|---|---|---|
| 1番目 | ご飯・パスタ(主食) | お弁当の土台。ここでキャラのベースを作る。 |
| 2番目 | 唐揚げ・ハンバーグ(主菜) | 大きくて形が崩れにくいものから配置する。 |
| 3番目 | 卵焼き・温野菜(副菜) | 主菜の周りを固めるように詰めていく。 |
| 4番目 | ミニトマト・枝豆など | 最後のすき間を埋めて全体を固定する。 |
プリンセスを守るための固定テクニック
ディズニープリンセスのキャラ弁は、髪の毛やアクセサリーなど、特に細かいパーツが多いのが特徴です。これらの繊細な部分を守るための、いくつかのテクニックを紹介します。
一つは、マヨネーズを「接着剤」代わりにする方法です。チーズやハムで作った目や口などの小さなパーツを土台のご飯に固定する際、裏側に少量のマヨネーズを塗ることで、ずれにくくなります。
もう一つは、サラスパ(サラダ用の細くて短いパスタ)などを「固定ピン」として使う裏技です。例えば、ハムで作ったリボンをおにぎりに固定したいとき、短く折ったサラスパを刺して留めることができます。これにより、立体的なパーツも安定します。
詰めるときの注意点
お弁当を崩さないためには、すき間なく詰めることが重要ですが、詰め込みすぎは禁物です。無理に押し込むと、おかずが潰れてしまい、かえって見栄えが悪くなることがあります。適度な力加減を心がけてください。
また、仕切りとしてレタスなどの生野菜を使う際は、必ずキッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ってから使用しましょう。水分が残っていると、他のおかずの味が移ったり、傷みの原因になったりする可能性があるため注意が必要です。
前述の通り、固定用にサラスパを使用する場合は、お子さんがそのまま食べてしまわないよう、お弁当を渡す際に一言声をかけるか、ピックなどで分かりやすく目印をつけてあげると安心です。
おかずはしっかり冷ましてから!
温かいままのおかずやご飯をお弁当箱に詰めてすぐに蓋をすると、蒸気がこもって水滴になり、傷みの原因となります。
また、水滴がキャラ弁のデザインをにじませてしまうこともあります。全てのおかずは、必ず完全に冷ましてから詰めるようにしてください。時間がない朝は、うちわで扇いだり、保冷剤の上にお皿を置いたりすると早く冷ますことができます。
人気のキャラ弁ディズニープリンセス!簡単アレンジレシピ集
- 長い髪がポイント!ラプンツェル弁当
- 赤い髪が印象的!アリエル弁当
- ドレスが華やか!シンデレラ弁当
- オムライスで簡単!ベル風弁当
- りんごも添えて!白雪姫弁当
長い髪がポイント!ラプンツェル弁当
女の子の憧れ、ディズニープリンセスの中でも特に人気が高いラプンツェル。彼女の魅力といえば、なんといっても魔法の力を持つ長くて美しい髪ですよね。お弁当でラプンツェルを再現するなら、この「長い髪」をいかに魅力的に表現するかが成功の鍵を握ります。
一見すると、とても複雑で難しそうに感じるかもしれません。しかし、実はいくつかのコツさえ押さえれば、ご家庭にある身近な食材を使って、誰でも簡単にかわいらしいラプンツェル弁当を作ることが可能です。ここでは、お子さまが喜ぶこと間違いなしの、ラプンツェル弁当の作り方のポイントを詳しくご紹介していきます。


ラプンツェルの基本パーツの作り方
まずは、お弁当の主役となるラプンツェルの顔から作っていきましょう。土台となる顔や目鼻のパーツは、キャラ弁作りの基本となります。
顔のベースは、お子さまの好きな味のごはんで作るのがおすすめです。例えば、ケチャップライスや鮭フレークを混ぜたごはんで、ほんのり色付けをすると可愛らしい印象になります。また、おにぎりの上から肌色の代わりに薄焼き卵をかぶせる方法もきれいに仕上がります。
目や口といった表情を決める重要なパーツは、海苔やスライスチーズ、ハムなどを使って作ります。細かい作業が苦手な方は、海苔用のパンチや小さい型抜きを活用すると、手軽にきれいなパーツを作ることができて便利です。
主役はこれ!長い髪の表現アイデア
ラプンツェル弁当の最も重要なポイントである「髪」の作り方を3つのアイデアに分けて紹介します。それぞれの作りやすさや見た目の再現度を比較して、ご自身のレベルに合った方法を選んでみてください。
| 髪の表現方法 | 主な材料 | 作りやすさ | 見た目の再現度 |
|---|---|---|---|
| 薄焼き卵の三つ編み | 卵、片栗粉 | ★★☆ | ★★★ |
| 錦糸卵・炒り卵 | 卵 | ★★★ | ★★☆ |
| 色付けした麺類 | そうめん、細めのパスタ | ★☆☆ | ★★☆ |
やはり一番人気は、薄焼き卵で作る三つ編みです。薄焼き卵を3本作って、丁寧に編み込んでいくことで、ラプンツェルらしさが格段にアップします。もし三つ編みが難しい場合は、炒り卵や錦糸卵を髪の毛のようにふんわりと盛り付けるだけでも、十分にかわいらしい雰囲気を演出できますよ。
世界観を深めるデコレーションと詰め方のコツ
ラプンツェルが完成したら、周りのおかずで物語の世界観を表現していきましょう。髪飾りには、型抜きしたハムや魚肉ソーセージ、カラフルなぶぶあられを使うと、まるでお花畑のようになります。
おかずの色合いも大切です。ラプンツェルのドレスをイメージさせる紫キャベツのマリネや、物語の舞台である森を思わせるブロッコリーやアスパラなどを添えることで、お弁当箱全体に統一感が生まれます。
- 薄焼き卵には少量の片栗粉を混ぜると、破れにくく扱いやすくなります。
- 顔のパーツは、お弁当箱に詰めた後にマヨネーズを少しつけて接着するとズレにくいです。
- 髪に飾るお花は、複数の色や形のものを組み合わせると、より華やかな印象に仕上がります。
お弁当を詰めた後は、保冷剤を添えることを忘れないでください。細かいパーツを固定するために使用する乾燥パスタは、食べる頃にはおかずの水分を吸って柔らかくなりますが、念のためお子さまに伝えておくと良いでしょう。
このように、いくつかのポイントを押さえることで、まるで絵本から飛び出してきたような素敵なラプンツェル弁当が完成します。ぜひ、お子さまの特別な日のお弁当に挑戦してみてください。
赤い髪が印象的!アリエル弁当
ディズニー映画「リトル・マーメイド」の主人公、アリエルをテーマにしたキャラ弁は、お弁当のフタを開けた瞬間に歓声があがること間違いなしの華やかさが魅力です。なんといっても、アリエルの特徴である鮮やかな赤い髪の毛と、海の世界を表現したおかずの組み合わせが、子どもたちの心を掴みます。
一見するとパーツが多くて難しそうに感じられるかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえることで、初心者の方でも挑戦することが可能です。この記事では、アリエル弁当を可愛く、そして美味しそうに仕上げるための具体的な方法や、便利な食材のアイデアを紹介します。


アリエルの顔と髪の作り方のコツ
アリエル弁当作りの中心となるのが、顔と髪のパーツです。ここを丁寧に作ることで、完成度がぐっと上がります。
まず、顔のベースはスライスチーズやハムを使うと簡単です。作りたい大きさのアリエルのイラストをクッキングシートに写し、その上から食材を置いて輪郭に沿って爪楊枝やナイフでカットすると、きれいな形に仕上がります。
目は海苔をパンチで抜いたり、ハサミで細かく切って作りましょう。にっこりした口元や、可愛らしい頬の赤みは、ケチャップを爪楊枝の先で少しずつのせると表現できます。
そして、最も重要なパーツである赤い髪の毛は、いくつかの食材で表現が可能です。それぞれの特徴を理解して、作りやすいものを選んでみてください。
| 使用する食材 | メリット | 作り方のポイント・注意点 |
|---|---|---|
| カニカマ | ・最も手軽で鮮やかな赤色を表現できる ・立体感を出しやすい |
赤い部分だけを剥がし、細かく裂いて髪の流れを表現します。乾燥しやすいので、貼り付ける際はマヨネーズを薄く塗ると良いでしょう。 |
| ケチャップライス | ・ご飯と一体になっているため食べやすい ・お弁当の主食になる |
ケチャップの水分でご飯がべちゃっとしないよう、よく炒めるか、少し固めに炊いたご飯を使うのがおすすめです。 |
| パプリカパウダー | ・自然な色合いが出せる ・ケチャップが苦手な子にも対応可能 |
温かいご飯に混ぜ込み、塩などで軽く味を調えます。色ムラが出ないように、しっかりと混ぜ合わせることが大切です。 |
海の世界を表現するおかずのアイデア
アリエルの周りには、物語の舞台である海をイメージしたおかずを詰めると、より一層世界観が深まります。お弁当箱全体をキャンバスに見立てて、彩り豊かに飾り付けていきましょう。
例えば、以下のようなアイデアがあります。
- 海の色を表現: ご飯に市販のデコふり(青)を混ぜたり、食紅で色付けしたはんぺんを敷き詰めたりすると、海中の雰囲気を演出できます。
- 泡の表現: 小さく丸めたスライスチーズや、ぶぶあられを散りばめると、海の中の気泡のように見えて可愛らしくなります。
- 海の生き物たち: タコさんウインナーはもちろん、星形に抜いたパプリカやニンジンはヒトデに見立てることが可能です。また、ブロッコリーを配置すれば、海藻のようにも見せられます。
アリエルの下半身である尾ひれは、キュウリやピーマン、茹でたブロッコリーの芯などを活用して緑色を表現すると、よりアリエルらしく見えます。
お友達キャラでさらに賑やかに!
もし時間に余裕があれば、アリエルの親友であるフランダーや、お目付け役のセバスチャンも作ってみましょう。フランダーはチェダーチーズや薄焼き卵をベースに海苔で縞模様を付け、セバスチャンはミニトマトや赤ウインナーに海苔の目を付けるだけで、簡単に作ることができます。
小さなキャラクターがいるだけで、お弁当がもっと賑やかで楽しい雰囲気になります。
アリエル弁当を作る際の注意点
アリエル弁当は見た目が華やかで素敵ですが、作る際にはいくつか注意したい点も存在します。事前に知っておくことで、失敗を防ぎ、より安全で美味しいお弁当を作ることができます。
細かい作業と衛生管理
キャラ弁作りは、食材を素手で触る機会が多くなります。特にアリエルのような細かいパーツが多いキャラクターは、作業時間も長くなりがちです。調理前には必ず手を洗い、清潔な調理器具を使用してください。
また、夏場など気温が高い時期は、食材が傷みやすいため、完成したお弁当は保冷剤と一緒に保冷バッグに入れるなど、徹底した温度管理を心がけましょう。
食材の水分と彩り
カニカマやハム、チーズは乾燥しやすく、時間が経つと反り返ってしまうことがあります。これを防ぐには、少量のマヨネーズを接着剤代わりに使ってご飯や他のおかずに固定するのがおすすめです。また、彩りを意識するあまり、苦手な食材を多用してしまうと子どもが食べてくれない可能性もあります。
あくまで「美味しく食べてもらう」ことを第一に考え、好きな食材を中心に組み立ててあげてください。
ドレスが華やか!シンデレラ弁当
女の子の永遠の憧れ、ディズニープリンセス。その中でも、特に人気が高いのがシンデレラではないでしょうか。今回は、お弁当箱を開けた瞬間に歓声が上がること間違いなしの、「シンデレラ弁当」の作り方をご紹介します。
キャラ弁作りの主役は、なんといってもシンデレラの象徴である美しいブルーのドレスです。この記事を読めば、初心者の方でも華やかなシンデレラ弁当に挑戦できますよ。


ドレスの作り方①:薄焼き卵で表現する
まずご紹介するのは、薄焼き卵を使ったドレスの作り方です。この方法の最大のメリットは、なめらかで上品な質感を表現できる点にあります。まるで本物の布のような、美しいドレープを作ることが可能になります。
卵液を作る際に、水溶き片栗粉を少量加えるのが破れにくくするポイント。そして、シンデレラらしい淡いブルーにするためには、食用の着色料(青)を爪楊枝の先でほんの少しだけ加えます。色ムラができないよう、卵液はよく混ぜ合わせましょう。
フライパンで薄く焼いた後、しっかりと冷ましてから、ケチャップライスなどを詰めたご飯の上にかぶせて形を整えていきます。
- ラップを使ってご飯を包み、ドレスの土台を綺麗に成形する。
- 薄焼き卵をかぶせた後、つまようじなどで優しくつまむようにしてドレープを作る。
- スライスチーズを星形に抜いて飾ると、キラキラした魔法の輝きを表現できます。
ドレスの作り方②:色付きご飯で表現する
もう一つの方法は、ご飯自体に色を付けてドレスを形作るやり方です。市販の「デコふりかけ」の青色を使えば、手軽に鮮やかなブルーのご飯が完成します。より自然な色合いにしたい場合は、紫キャベツを茹でた汁を少量混ぜるという方法もおすすめです。レモン汁を少し加えると、紫色から綺麗な青色に変化する様子も楽しめます。
色を付けたご飯は、ラップを使ってドレスの形に握っていきます。薄焼き卵よりも手軽で、立体感を出しやすいのがこの方法の長所です。土台がしっかりしているので、上に乗せるシンデレラの上半身も安定させやすくなります。
| 作成方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 薄焼き卵ドレス | ・上品で滑らかな質感が出せる ・ドレープが美しい |
・破れやすい ・色付けや焼く工程に手間がかかる |
| 色付きご飯ドレス | ・手軽に作れる ・立体感や安定感がある |
・ご飯の粒感が残る ・均一な色にするのが難しい場合がある |
シンデレラの顔と髪を作るポイント
ドレスが完成したら、次はシンデレラの顔と髪を作ります。顔のベースには、スライスチーズやハム、うずらの卵の白身などが使いやすいでしょう。髪の毛は、チェダーチーズやプレーンの薄焼き卵を使い、特徴的なアップスタイルを再現します。細かいパーツですが、ここを丁寧に作ることで一気にシンデレラらしさが増します。
目や口といった表情を決めるパーツは、海苔を使いましょう。細かい作業が苦手な方は、海苔用のクラフトパンチを利用すると、簡単かつ綺麗にパーツを切り抜けるのでおすすめです。100円ショップなどでも手に入ります。
世界観を演出するサブキャラクターとおかず
主役のシンデレラが完成したら、周りのおかずで物語の世界観を広げてみましょう。ほんの少し工夫するだけで、お弁当箱全体が華やかな舞踏会のようになります。
例えば、以下のようなアイデアはいかがでしょうか。
- かぼちゃの馬車:マッシュしたかぼちゃを丸めて馬車の形にする。
- ガラスの靴:スライスチーズやハムを靴の形に型抜きする。
- 魔法のきらめき:星形に抜いたニンジンやパプリカを散らす。
- お城の庭園:ブロッコリーやアスパラガスで森を、ミニトマトやウインナーでお花を表現する。
これらの脇役たちがいることで、シンデレラのドレスが一層引き立ち、物語の深みがお弁当に生まれるのです。彩りも豊かになり、栄養バランスも向上します。
オムライスで簡単!ベル風弁当
お子様のお弁当で人気のキャラ弁、その中でも女の子が憧れるディズニープリンセスは定番のテーマですよね。
しかし、「プリンセスのキャラ弁なんて難しそう…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、普段のお弁当の定番であるオムライスを少し工夫するだけで、誰でも簡単に「美女と野獣」のベルのドレス弁当が作れるのです。
その理由は、薄焼き卵の鮮やかな黄色が、ベルの象徴である美しい黄色のドレスそのものに見えるから。特別な食材や難しいテクニックは必要なく、いつもの材料で見栄えのするプリンセス弁当が完成します。ここでは、忙しい朝でも挑戦できる、オムライスを使ったベル風弁当の作り方を詳しくご紹介いたします。
準備する主な材料
ベルのキャラ弁を作るために、特別な道具や食材をたくさん揃える必要はありません。スーパーマーケットで手軽に手に入るものばかりで作ることができます。まずは、基本となる材料を確認しましょう。
| パーツ | 主な材料 | ポイント・代用案 |
|---|---|---|
| ドレス | 卵、ケチャップライス | 卵に少し片栗粉を混ぜると破れにくくなります。 |
| 顔・肌 | スライスチーズ(チェダー以外) | ハムや魚肉ソーセージの薄切りでも代用可能です。 |
| 髪・目・口 | 海苔、スライスチーズ | 醤油で色付けしたそうめんを髪の毛に使う方法もあります。 |
| 飾り(バラなど) | カニカマ、ハム | ミニトマトやパプリカでも可愛く仕上がります。 |
アレルギーに関するご注意
今回ご紹介するレシピには、卵、乳製品(チーズ)などが含まれています。お子様のアレルギーに合わせて、使用する食材は適宜変更してください。例えば、チーズの代わりにポテトサラダを薄く伸ばして顔のパーツを作るなどの工夫も考えられます。
ドレスから作る!ベル風オムライスの手順
ここからは、実際の作り方を手順に沿って解説します。一番のポイントは、ドレスのドレープを綺麗に見せることです。ちょっとした一手間で、仕上がりが格段に変わってきますよ。
1. ドレスの土台作り
まず、お弁当箱の半分から3分の2程度のスペースに、ケチャップライスを詰めます。このとき、ドレスのスカート部分がふんわりと盛り上がるように、少し山なりに形を整えておくのがコツです。これがドレスの美しいシルエットの基礎になります。
2. ドレスをまとわせる薄焼き卵
次に、ドレス本体となる薄焼き卵を用意しましょう。卵1個に対し、小さじ1程度の水溶き片栗粉を加えることで、卵が破れにくくなり、扱いやすさが格段にアップします。
フライパンで薄く焼き上げた後、少し冷ましてからケチャップライスの上に被せます。このとき、箸や指で優しくつまむようにして数カ所にシワ(ドレープ)を寄せると、本物のドレスのような立体感が出てとても豪華な印象になります。
3. 顔と髪のパーツ作り
キャラ弁作りで一番集中力が必要な部分ですが、ここを乗り越えれば完成は目前です。
- 顔: スライスチーズを丸型で抜くか、つまようじで輪郭に沿って切り抜きます。お弁当箱のサイズに合わせて大きさを調整してください。
- 髪: 海苔を髪型に合わせてカットします。前髪、横の髪、お団子ヘアとパーツを分けると作りやすいでしょう。細かい部分は、眉毛用のハサミやデザインカッターを使うと作業が楽になります。
- 目と口: 海苔をパンチで抜いたり、ハサミで小さく切って作ります。目の輝きは、スライスチーズを細かく切って乗せると表現できます。


4. 組み立てと飾り付け
最後に、作ったパーツを配置していきます。薄焼き卵の上に顔を乗せ、その周りに髪の毛のパーツを置いていきましょう。パーツが動かないように、裏にマヨネーズを少量塗ると安定します。
仕上げに、カニカマの赤い部分をくるくると巻いて作ったバラや、星形に抜いたハム、ブロッコリーなどでお弁当の隙間を埋めれば、彩りも栄養バランスも良いベルのキャラ弁の完成です。
キャラ弁を上手に仕上げるポイント
お弁当は時間が経つと食材から水分が出て、海苔が縮んだりチーズが溶けたりすることがあります。これを防ぐためには、各パーツを乗せる前に、ご飯やおかずの粗熱をしっかり取ることが非常に重要です。また、チーズの上に海苔を乗せる際は、チーズの表面をキッチンペーパーで軽く押さえて油分を取っておくと、海苔が剥がれにくくなります。
他のプリンセスにも応用できる?
このオムライスドレス弁当のテクニックは、もちろん他のディズニープリンセスにも応用が可能です。アイデア次第で、お弁当のレパートリーがぐっと広がります。
プリンセス別アレンジアイデア
例えば、こんなアレンジはいかがでしょうか。
- シンデレラ: 卵に青色のデコふりかけを少量混ぜて、水色のドレスを作る。
- オーロラ姫: ケチャップライスの代わりに桜でんぶを混ぜたご飯を使い、薄焼き卵を被せればピンクのドレスに。
- ラプンツェル: 紫キャベツの煮汁やデコふりかけで紫色にし、錦糸卵を三つ編みにして髪を表現する。
ドレスの色を変えるだけで、様々なプリンセスを作れるのがこのお弁当の魅力です。ぜひお子様の好きなプリンセスで挑戦してみてくださいね。
このように、オムライスをベースに考えれば、一見難しそうなプリンセスのキャラ弁も手軽に作ることができます。お弁当の蓋を開けた瞬間のお子様の笑顔を想像しながら、ぜひ楽しみながら作ってみてください。
りんごも添えて!白雪姫弁当
女の子の憧れ、ディズニープリンセス。その中でも、特に人気の高い「白雪姫」をテーマにしたキャラ弁は、お弁当の蓋を開けた瞬間に笑顔がこぼれること間違いありません。今回は、物語のキーアイテムであるりんごを添えて、より一層世界観を表現する白雪姫弁当の作り方をご紹介します。
一見難しそうに感じるかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえれば、初心者の方でも驚くほど可愛く仕上げることが可能です。この記事では、白雪姫の作り方はもちろん、おかずのアイデアや詰め方のコツまで、詳しく解説していきます。


主役の白雪姫!パーツごとの作り方
それでは早速、お弁当の主役である白雪姫を作っていきましょう。白雪姫を構成する「顔」「髪」「ドレス」の3つのパーツに分けて、それぞれのおすすめ食材と作り方のコツを紹介いたします。
まず、顔のベースとなる部分は、お弁当箱のサイズに合わせて握ったおにぎりや、型で抜いたスライスチーズが便利です。おにぎりの場合は、中にお好みの具材を入れてあげると、お子様も喜びますね。
| パーツ | おすすめの食材 | 作り方のワンポイント |
|---|---|---|
| 顔・肌 | 白ごはん、ケチャップライス、スライスチーズ | おにぎりをラップで包んで形を整えると、手が汚れず綺麗に仕上がります。 |
| 髪の毛 | 焼き海苔、昆布の佃煮、黒すりごま | 海苔はチーズの上に貼ると縮みにくくなります。佃煮は立体感を出すのに最適です。 |
| 目・口 | 海苔、黒ごま、カニカマ、ケチャップ | 細かいパーツは、ピンセットや先の濡れた竹串を使うと配置しやすくなります。 |
| ドレス(黄) | 薄焼き卵、チェダースライスチーズ | 薄焼き卵を細く切って錦糸卵にすると、ドレスのドレープのように見えます。 |
| ドレス(青) | デコふり(青)、紫キャベツの煮汁 | 紫キャベツの煮汁に少量のレモン汁を加えると、鮮やかな青紫色に変化します。 |
物語を彩る「りんご」と仲間たち
白雪姫が完成したら、次はお弁当全体の世界観を深める名脇役たちを準備しましょう。特に、物語の象徴である「りんご」は欠かせないアイテムです。
デザートとして本物のりんごを入れる場合は、うさぎの形に飾り切りするのが定番で可愛らしいです。切り口が変色しないように、切った後は薄い塩水にさっと浸しておくのがポイントになります。また、ミニトマトをりんごに見立てたり、赤ウインナーで小さなリンゴの形を作ったりするのも、おかずとして取り入れやすいためおすすめです。
他にも、森をイメージさせるブロッコリーやアスパラベーコン、お花畑のような星形や花形に抜いた人参やチーズなどを散りばめると、お弁当箱の中が白雪姫の物語のワンシーンのように華やかになります。
美しく見せる詰め方のテクニック
せっかく作った可愛いパーツも、詰め方次第で見栄えが大きく変わってしまいます。ここでは、キャラ弁を美しく、そして崩れにくくするための詰め方の基本テクニックをお伝えします。
まず、ご飯や大きなおかずから先に詰めるのが鉄則です。白雪姫を中央に配置し、その周りをレタスなどの葉物で仕切りながら、他のおかずを詰めていきます。こうすることで、主役が引き立ち、おかず同士の色や味が移るのを防ぐ効果も期待できます。
そして、隙間ができないように、ブロッコリーやミニトマト、枝豆などの小さなおかずで埋めていくことが大切です。隙間なく詰めることで、持ち運んでいる間にお弁当の中身が動いてしまうのを防ぎ、開けた時の美しい状態をキープできます。
このように、いくつかのポイントを押さえるだけで、お子様が喜ぶ素敵な白雪姫弁当が完成します。物語のりんごを添えることで、より一層愛情の伝わる特別なお弁当になるでしょう。ぜひ、次の機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ:愛情たっぷり!我が家のキャラ弁ディズニープリンセスで特別な日に
ディズニープリンセスのキャラ弁は基本道具と身近な食材で挑戦できます。肌色はめんつゆで、ドレスは薄焼き卵や野菜で彩ります。海苔やチーズで繊細な顔を作り、隙間なく詰めるのが崩さないコツ。愛情を込めて特別な日のお弁当を完成させましょう。
- キャラ弁作りはピンセットやデザインナイフなど基本の道具から揃えよう
- 海苔やチーズの繊細なカットにはデザインナイフが不可欠なアイテム
- 小さな海苔やゴマの配置にはピンセットを使うと作業が格段に楽になる
- プリンセスの自然な肌色は身近なめんつゆやケチャップで簡単に作れる
- 肌色ごはんは温かいご飯に調味料を少しずつ混ぜて色ムラなく作る
- ベルの黄色いドレスは薄焼き卵で作ると豪華なドレープが表現できる
- シンデレラの青いドレスは紫キャベツの茹で汁を利用して表現できる
- ラプンツェルの長い髪の毛は錦糸卵や三つ編みで華やかに再現しよう
- アリエルの特徴的な赤い髪はカニカマやケチャップライスで表現する
- 海苔はスライスチーズに貼り付けてからカットすると細い線も切れにくい
- 顔パーツのチーズはご飯の熱で溶けないように完全に冷めてから乗せる
- 崩れを防ぐにはご飯や大きなおかずから順に詰めていくのが基本の順序
- おかず同士の隙間はミニトマトやブロッコリーなどで埋めて固定しよう
- 海苔やチーズなどの細かいパーツはマヨネーズを塗って接着すると良い
- 食中毒を防ぐために全てのおかずやご飯は完全に冷ましてから詰めよう







